ペリドット〜夜でも明るい太陽の石〜

８月の誕生石として親しまれているペリドットは宝石の一種であり、橄欖石（かんらんせき）の変種です。ペリドットという名前は宝石名でありまして、鉱物学的には「オリビン」。和名の「橄欖」と友にオリーブの意味に由来すると言われています。

この石の黄緑色は、12〜15％ほど含まれる鉄分によるもので、他に含まれるニッケルやマグネシウムにの成分によってあらわれる色味です。マグネシウムの含有量が多いほど黄色っぽく、鉄分が多いほど濃い緑色になります。緑の濃さは加熱処理によって調節することが可能です。

古代ローマでは、この石が夜になっても色が暗くならずに見ることができたことから「イブニングエメラルド」と呼んでいたそうですよ。後に十字軍によって持ち帰られ、中世の教会で装飾に用いられました。ドイツのケルン大聖堂には、200カラット以上あるペリドットが飾られています。

当店にはいろいろな緑色の石が集まっていますけども、ペリドットはその透明性と鮮やかな色味がとても美しいですね。

パワーストーンとしてのペリドット

この石は宇宙から飛来する隕石と似た成分を持っており、古代の人々は太陽が爆発して飛んできたものと考え「太陽の石」として崇めてきました。まさにこのエネルギーを受けるかのように、暗闇への恐怖やマイナスの感情を癒し、知恵と分別を与え、夢の実現へ向けて明るく前向きに進めるようサポートしてくれると言われています。持ち主の内面を美しく輝かせるともされ、異性からの注目度もアップすると言われていますね。