こんにちは!本日ご紹介するのは「オーロラクォーツ」と「デンドリティッククォーツ」という2つの石を紹介します。どちらも見た目はまったく異なる石ですけれども、意外な共通点もあったりします。今回はその辺りを見ていきましょう。
オーロラクォーツとは?
オーロラクォーツとは、透明なクォーツ(水晶)の内部に赤や黄色、オレンジ、金色などの鉄分(主にヘマタイトやリモナイト)が層状や箔状、うろこ状にインクルージョンとして現れることで、光を受けるとオーロラのような虹色や金属的な輝きを見せる希少な天然石です。
正式には「リモナイト・イン・クォーツ」と呼びます。

この独特の模様は、水晶が生成される際の亀裂やクラックに鉄分を含む熱水が流入し、長い年月をかけて内部に沈着・再結晶することで生じます。
和名では「金魚水晶」「錦鯉水晶」とも呼ばれ、まるで金魚や錦鯉の体色のような鮮やかな色彩を持つものも見られます。

7月23日発売 オーロラクォーツ ブレスレット
7月23日発売のオーロラクォーツは、ブレスレットが3本です。
金魚が泳いでいるようなインクルージョンの2本(RE456とRE457)と一面に広がる大きなインクルージョンの1本(RE543)

いずれも透明度の高い水晶です。
デンドリティッククォーツとは?
デンドリティッククォーツとは、透明もしくは半透明のクォーツ(水晶)の中に、まるで樹木の枝やシダ植物のような模様(インクルージョン)が見られる天然石です。

この模様は、本物の植物が入っているのではなく、主に酸化マンガンや酸化鉄などの金属鉱物成分が水晶内部に沈着・析出し、枝分かれした形に成長することで生まれます。
この枝状模様は「デンドライト」と呼ばれます。「デンドリティック」はギリシャ語で「樹木」を意味する「デンドロン」に由来します。
インクルージョンの色は、黒の場合はマンガン、茶色や赤褐色の場合は鉄など、含有成分によって異なります。
各石ごとに模様が異なり、同じものは二つとない一点ものとしても人気です。

7月24日発売 デンドリティッククォーツ ブレスレット
7月24日発売のデンドリティックは、ブレスレットが3本あります。

11ミリ以上の大玉で透明感もあり、この価格はお手ごろですね。
中でも私が注目しているのは、11.5mm玉の#RG051ですね。
デンドリティッククォーツの特徴でもある「シダ状」の柄が、とても緻密です。

12.5mm玉の#RG052も一風変わった「ヒョウ柄」っぽい粒があったりして、
なかなか面白いブレスレットです。

二つの石を比べてみて
「オーロラクォーツ」と「デンドリティッククォーツ」どちらもキレイな天然クォーツですけれども、見た目はまったく異なる石ですよね。
それぞれの石は模様の雰囲気や輝き、成分、象徴する意味が異なり、芸術的かつコレクション性の高いクォーツです。
2つの石の比較表を作ってみました。
項目 | オーロラクォーツ | デンドリティッククォーツ |
---|---|---|
定義 | 鉄分(主にヘマタイト・リモナイト)が層状や箔状に水晶内に入り、オーロラのような虹色や金属光沢が現れる希少石 | マンガンや鉄の酸化物が枝状(デンドライト)に入り、樹木やシダのような模様が現れる天然石 |
色・模様 | 赤、黄、オレンジ、金色、虹色など多彩で輝きがある | 黒や茶、赤褐色の枝分かれ模様で落ち着いた印象 |
インクルージョン成分 | 主に鉄分(ヘマタイト、リモナイト) | 酸化マンガン、酸化鉄 |
主な産地 | ブラジル、マダガスカル、中国、インドなど | ブラジル、インド、マダガスカル、アメリカ、ロシア |
硬度 | 7(モース硬度・クォーツに準ずる) | 7(モース硬度・クォーツに準ずる) |
象徴・石言葉 | インスピレーション、自己成長、癒し、ポジティブエネルギー | 自然との調和、成長や持続力、穏やかさ |
その他の特徴 | 天然由来の希少石。人工蒸着品(アクアオーラ等)とは異なる | 模様が全て一点物。絵画のような景観 |
この二つの石においては、内包物が特徴であるのですけれども、その内包物を構成する要素に「鉄」が挙げられます。
目に見えない元素が千変万化の美を生み出す世界は、鉱物の奥深さとロマンを感じさせてくれます。自然の奇跡が詰まった2つの石、それぞれの個性をぜひ楽しんでください。
あなたはどちらがお好みですか?オンラインショップもぜひチェックしてみてくださいね!
動画でご覧ください
本日の新着商品は7月22日の新着先取りライブでご紹介しています。動画ではマクロレンズを使って拡大した様子もご覧いただけますよ。美しい天然石の世界をお楽しみください。
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