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陶器のような温かみ。心斎橋店で発掘した「ラズライトインクォーツァイト」|12月8日新着

こんにちは!プレミアムストーンギャラリーです。

今回は、皆様にどうしてもお見せしたくて、私が大阪から連れて帰ってきた“とっておきの青い石”をご紹介します。

実は先日、大阪・心斎橋店へ出張に行っていたのですが、そこで事件(?)は起きました。 お店の商品をチェックしていたところ、この石がひっそりと置かれていたんです。「え?こんなに綺麗な石、恵比寿店には置いてないよ?」と。 心斎橋店の峰島店長が、まさか隠し持っていたとは……(笑)。

実物を見た瞬間、そのあまりの美しさに「これは大阪だけに置いておくのはもったいない!全国のお客様に紹介しなければダメでしょう!」と私が即断しました。 「じゃあこれ、綺麗だからもらうわ!」と言って、その場でスカウトし、東京へ持ち帰ってきたのが、今回ご紹介する「ラズライトインクォーツァイト」です。

「クォーツァイト」ってなに?

さて、名前を聞いて「ラズライトは分かるけど、クォーツァイトって何?」と思われた方も多いのではないでしょうか。 普段よく耳にする「クォーツ(石英)」と「クォーツァイト(珪岩)」、この違いは少し分かりにくいですよね。

そこで今回は、この違いを分かりやすく説明するために、なんとAIに解説図を描かせてみました。 私が「クォーツとクォーツァイトの違いを説明する絵を描いて」と指示したところ、ものの10秒ほどで素晴らしい図を描き上げてくれたんです。本当に今のAIは天才すぎますね(もちろん、事前に正しい知識を学習させておく必要はありますが)。

AIが描いた図をお見せしながら解説すると、その違いは「成り立ち」にあります。

  • クォーツ(石英): 鉱物そのものの結晶。
  • クォーツァイト(珪岩): そのクォーツが一度砕けて砂や小さな粒になり、それが長い年月をかけて再び堆積し、ギュッと固まってできた「岩石」。

どちらも成分は「石(SiO2)」であることに変わりはありません。しかし、クォーツァイトは一度バラバラになったものが集まってできているため、構造が全く異なるのです。

分かりやすい「おにぎり理論」

もっと直感的にイメージしていただくために、岩石を「おにぎり」に例えています。

想像してみてください。 おにぎりを構成している「お米一粒一粒」が、「石英(クォーツ)」の結晶です。 そして、そのお米が集まって握られ、固まりとなった「おにぎり全体」が、「珪岩(クォーツァイト)」です。

今回の主役である「ラズライトインクォーツァイト」は、言ってみれば「青い具材が混ざったおにぎり」や「雑穀米のおにぎり」のようなもの。 石英というお米の粒が集まって岩石になる過程で、青い鉱物である「ラズライト」が一緒に混ざり込み、染み渡るように一体化したものなのです。

磁器を思わせる、この石ならではの「味わい」

私がこの石に強く惹かれた理由は、クォーツァイトという岩石だからこそ生まれる、独特の風合いです。

一般的な水晶(クォーツ)が、氷のように鋭く、ひんやりとした透明感を持っているとしたら、このラズライトインクォーツァイトは、どこか温かみを感じさせる、優しい表情を持っています。

先ほど説明したように、この石は細かい粒が集まってできています。

この構造のおかげで、光が優しく乱反射し、まるで染付(そめつけ)の磁器のような、しっとりと落ち着いた美しさが生まれるのです。 真っ白なキャンバスに、ラズライトの青いインクをポタリと垂らして滲ませたような、あるいは霧吹きで吹き付けたようなグラデーション。

硬い石でありながら、視覚的には「柔らかさ」を感じさせる。 この何とも言えない味わい深さこそが、この石の最大の魅力だと感じています。

マクロレンズで見ると、その「つぶつぶ感」がかき氷のようにも見えますが、実際に触れるとしっかりと磨かれており、硬度も水晶と同じ7〜7.5。傷にも強く、日常使いしやすいのも嬉しいポイントです。

本日のラインナップ(全7本)

今回は、私が大阪心斎橋店から厳選して持ち帰った全7本を一挙にご紹介します。サイズも8.5mmから14mmまで幅広く揃えました。

1.【RL257】8.5mm玉 / 17cm / ¥11,600 まずは小粒なこちら。石の「つぶつぶ感」が可愛らしく、ラズライトの青が優しく染み込んだような風合いです。初めての方にも着けやすいサイズ感です。

2.【RL258】9.5mm玉 / サイズ調整可 / ¥14,000 こちらは光を当てるとフワフワとした透け感が楽しめる一本。裏からライトを当てると、優しい光が通り抜けます。

3.【RL259】13〜13.5mm玉 / 17.5cm / ¥30,900 ここからは大玉です。存在感が出てきますが、色が優しいので重たく感じません。

4.【RL260】13mm玉 / 17.5cm / ¥31,600 これはまさに「かき氷」のようなシャリシャリ感が楽しめる一本。石の様子がとても面白い個体です。

5.【RL261】13.5mm玉 / 18cm / ¥34,800 このあたりからグラデーションが絶妙になってきます。濃い青からだんだんと白っぽくなっていく色の移ろいが楽しめます。お餅のようにも見える、愛らしい質感です。

6.【RL262】13.5mm玉 / 18cm / ¥39,300 こちらはまるで「陶磁器」のような美しさ。石というよりは、焼き物のような温かみのある白と青のコントラストが特徴です。

7.【RL263】14mm玉 / 18.5cm / ¥37,700 そして最後、私が一番感動したのがこちら。「完全なグラデーション」が見られる最高の一本です。 一つのビーズの中で、白から青へ、まるでハーフ&ハーフのように色が移り変わっています。ラズライトが濃く集まっている「ピークの青」と、純白の部分。この対比はまさに自然が生み出した芸術です。

さいごに

いかがでしたでしょうか。 大阪・心斎橋店の奥深くに眠っていたこの「ラズライトインクォーツァイト」。 「隠し持っていた」と言いたくなるのも分かるくらい(笑)、本当に味わい深くて美しい石たちです。

名前だけ聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実物は「おにぎり」のように粒が集まってできた、優しくて親しみやすい岩石です。 ぜひこの機会に、お手元でその「つぶつぶ感」と「青のグラデーション」を愛でてみてください。

商品は本日、よりオンラインショップにて販売開始いたします。 すべて一点ものですので、気になった個体はお早めにチェックをお願いいたします!

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

動画でご覧ください

本日の新着商品は12月7日の新着先取りライブでご紹介しています。動画ではマクロレンズを使って拡大した様子もご覧いただけますよ。美しい天然石の世界をお楽しみください。

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ネットショップに掲載している商品は全て店頭でご用意しております。気になる商品を実際に手に取って、並べて比較してご覧頂くことができます。「これだ!」というお目当ての商品がなかったとしても、色々と見てみたいという形でもまったく問題ございません。どうぞお気軽にご来店ください。天然石好きの方とお会いしてお話ができることを楽しみにしております。

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