こんにちは。
本日は、検索しても出てこない石、
──それどころかAIにも正確に説明できない石のご紹介です。
その名も、
ブレーデッド・フローライト(Bladed Fluorite)。

AIに聞いてもわからない、検索しても出てこない
「ブレーデッド・フローライトとはなんぞや?」
と思ったので、検索してみたんですけど、
この石の名前、「ブレーデッド・フローライト」で検索しても、
今のところ当店の商品しか出てきません。(2025年4月19日現在)

仕方ないのでAIにも尋ねてみたんですが、
「ブレーデッド・フローライト」は知らんけど、
「ブレーデッドクォーツ」という石ならあるがな。
というなんともな塩対応・・・。

AIでも知らんのかいっ!?
フローライトと言ってるんだから、クォーツはないでしょうと思いましたけど、
まぁ、参考とするとしてですね・・・
ブレーデッドクォーツとは
ブレーデッドクォーツはこのような感じの石と言うことです。
束状の結晶模様が内部に見られる水晶で、黒や灰色を基調とした色合いを持つ。光を当てると金属光沢や深緑色の発色が楽しめる。
なるほど。束状の結晶がカギですね。
このフローライトには、束状の結晶が入っているということですな。

どうせあんたが勝手につけた名前でしょう?
AIが知らんがなと云う。検索しても当店しか出ない。
こうみると、、、
「もしかしてお店(=当店)が勝手に付けた名前?」と思われるかもしれませんよね。
でも違うんです。
この名前は鑑別によって付けられた名前なんですよ!

そこには、以下のように記載されています:
鉱物名:天然フルオライト
宝石名:ブレーデッド・フルオライト
色相:紺青色・灰白色 縞状 / 半透明石
つまり、「ブレーデッド」という名称は、鑑別の過程で結晶構造に基づき、科学的に命名された正式な宝石名なのですよ。
束状結晶が描き出す、天然の芸術
「ブレーデッド(Bladed)」とは、“刃のように細長く伸びた結晶が束になって並ぶ”結晶形態を指します。
透明な母体の中に、藍青色の細長い結晶が束状に走るように内包されており、
光の角度によって繊細に輝くその様子は、まるで天然の絵画のよう。

内包物が偏って見えることからすると、他のお店では「バイカラーフローライト」や「ハーフアンドハーフ」と呼ばれている可能性もありますけど、どうですかね。
まぁ、この構造でバイカラーやハーフアンドハーフというなら、そのような部分を上手く切り取っただけでできますけど、鑑別結果から得られる最大の特徴は「束状の結晶構造が明確に見える」ことにあると思います。
産地は中国・内モンゴル自治区
この希少な石が採掘されたのは、中国・内モンゴル自治区。
この地では、フローライトの優良な鉱脈がいくつか確認されていますが、今回ご紹介するような明瞭な束状結晶を持つものは、非常に珍しいですね。
何より検索しても、AIに聞いてもわからないのですから、希少性はバツグンに高いでしょう。
当店ではその中から、美観・結晶構造・透明度のバランスに優れたものを厳選し、ブレスレットとして仕立てました。
3本のブレスレットが入荷しました
本日ご紹介のブレスレットは、サイズ違いを含めて3本のブレスレットです。

そのうち1点はすでにご成約済みとなっております。
珍しいフローライトですので、同等の品質が今後入荷するかはまったくもってわかりません。
ご興味がありましたら、お早めに手にしてくださいね!
結晶の物語に、出会える石
石の名前や色合いにとどまらず、
「どういう成り立ちを持ち、どんな構造をしているか」まで楽しめるのが、天然石の奥深さ。
「ブレーデッド・フローライト」は、
まさにその構造美にこだわるあなたのための一本です。
ぜひチェックしてみてくださいね!
動画でもご覧ください
本日の新着商品は4月18日の新着先取りライブでご紹介しています。動画ではマクロレンズを使って拡大した様子もご覧いただけますよ。美しい天然石の世界をお楽しみください。
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