はじめに
明な結晶に、はっきりと刻まれた横線――
まるでバーコードのようなこの模様が特徴の「レムリアンシード水晶」。
この不思議なクリスタルには、「レムリア大陸」という伝説と深いつながりがあることをご存知でしょうか?
今回は、レムリアンシード水晶が語り継ぐレムリアの物語と、その科学的な背景についてもご紹介します。
スピリチュアルとリアルの境界線に立つこの石の魅力を、じっくりと紐解いていきましょう。
レムリアンシード水晶とは?
古代文明の記憶を宿す水晶
レムリアンシード水晶(Lemurian Seed Crystal)は、主にブラジルやロシア、コロンビアなどで産出される希少な天然水晶です。
最大の特徴は、結晶の柱面に見られる「レムリアンリッジ」と呼ばれる横方向の条線。

上の写真では、結晶表面にバーコード状の横線が明瞭に確認できます。これが「レムリアンリッジ」と呼ばれる特徴です。
また、この水晶はクラスター(群晶)ではなく、1本ずつ独立した単結晶(ポイント)として土中から発見されることが多く、「まるで誰かが意図的に埋めたようだ」とも言われています。
レムリア大陸とは? 〜その伝説と科学的背景〜
科学が否定した“幻の大陸”
レムリア大陸という言葉は、19世紀半ばにイギリスの動物学者フィリップ・スクレーター(Philip Sclater)によって提唱されました。
彼は、キツネザルの分布を説明するために「インド洋にかつて存在した陸地」を仮定し、それを「レムリア」と名付けたのです(出典:Sclater, P.L., The Quarterly Journal of Science, 1864)。

しかし20世紀以降、プレートテクトニクス理論(大陸移動説)が確立されると、この仮説は否定されることになります。
地質学的には、レムリア大陸の存在は確認されていません。
スピリチュアル界に息づく“レムリア”
叡智と愛の文明
一方で、スピリチュアルの世界ではレムリア大陸は“愛と調和の文明”として語り継がれています。
自然と共生し、心のエネルギーで生きる高次の存在たちが住んでいた――そんな理想郷の象徴とされています。
この概念をもとに、米国のクリスタルヒーリング研究家カトリーナ・ラファエル(Katrina Raphaell)は、柱面に条線を持つ特別な水晶を「レムリアンシード」と命名しました(出典:Crystal Healing: The Therapeutic Application of Crystals and Stones, 1985)。
以来、この水晶は「古代レムリア人の叡智が刻まれた石」として、世界中のヒーラーやライトワーカーに愛される存在となっています。

レムリアンシード水晶の石言葉・意味と効果
潜在意識の扉を開く石
レムリアンシード水晶は、以下のような精神的・エネルギー的効果を持つとされています:
- 深い瞑想状態への導き
- 直感やひらめきを高める
- 過去のトラウマを癒す
- ハイヤーセルフとのつながりを深める
- 魂の記憶や叡智を呼び起こす
石言葉には「叡智」「導き」「豊かさ」「覚醒」などが挙げられ、精神性を高めたい人や、内なる意識に触れたい人に選ばれています。
天然石の「パワー」や「効果」を保証するものではありません。
これらは文化的・歴史的背景に基づく“参考情報”としてご紹介しています。
実際の石選びにおいては、「石そのものの美しさ・品質」を重視してお選びいただくことをおすすめしています。
まとめ:レムリアは“心の中にある場所”
レムリア大陸が実在したかどうかは、今の科学では証明されていません。
しかし、レムリアンシード水晶を手にすると、どこか懐かしさや安心感を感じるという声が後を絶ちません。
もしかすると、レムリアとは、私たちの中に眠る「本来の自分」と再会するためのキーワードなのかもしれません。
あなたの胸元に宿る1本の水晶が、人生に静かな変化をもたらしてくれるかもしれません。

レムリアンシード水晶の製品
レムリアンシード水晶の製品は、ポイントがもっとも多く、稀にクラスターもあります。
レムリアンシードの特徴である条線を楽しむには、磨いた石ではなく原石に近い形の品をおすすめします。
アクセサリーとしてはペンダントトップが良いですね。
希少な水晶ですので入荷の予定を立てられる品ではありません。
出会ったときがタイミング。ぜひお見逃しなく。
2025/05/24 コロンビア産レムリアンシード水晶ペンダントトップ 2点入荷しました。


2025/05/24 コロンビア産レムリアンシード水晶ペンダントトップ 2点入荷しました。