こんにちは!
本日の新着商品は、深みある赤褐色の輝きが魅力のヘソナイト(Hessonite)ブレスレットです。
透明感の中にとろみを感じさせるような艶、まるで琥珀や蜂蜜を思わせる光沢は、見た瞬間に「おっ」と感じる石好きの方も多いのではないでしょうか。
秋冬ファッションとの相性も良く、落ち着いた印象の中にしっかりと個性を光らせる一本です。

「ヘソナイト」ってどんな石?
ヘソナイトは、ガーネットの一種。
鉱物学的には「グロッシュラーガーネット(灰礬柘榴石)」に分類され、特に赤褐色〜オレンジ色を呈するものがヘソナイトと呼ばれています。
その色味から、「シナモンストーン」の別名もあります。
基本情報
- 鉱物名:グロッシュラーガーネット
- 化学組成:Ca₃Al₂(SiO₄)₃
- 結晶系:等軸晶系
- 硬度:6.5〜7
- 代表的な産地:スリランカ、インド、マダガスカル、ブラジルなど
光を透かすと、とろけるような輝きが広がり、石の奥行きを感じさせてくれます。
インクルージョン(内包物)が多く、それがまるで蜂蜜のようなテクスチャーを生み出しているのも魅力のひとつです。
ヘソナイトは「緑色系ガーネット」に分類される?
今回の新着でご紹介しているヘソナイト。
見た目は明らかにオレンジ〜赤褐色系の美しい発色なのですが、鉱物分類上は「グロッシュラーガーネット」に属し、ウグランダイト系(緑色のガーネットの仲間)に含まれます。
「え?赤いのに緑系ってどういうこと?」
そう感じる方も多いかと思いますが、これはガーネットの分類が「色」ではなく「化学組成」で決まるためです。
ガーネットの分類は「化学組成ベース」
下の図は、ガーネットの主要な分類三角図です:
赤色のガーネット(パイラルスパイト系)
主にMg(マグネシウム)やMn(マンガン)を含むガーネット

緑色のガーネット(ウグランダイト系)
主にCa(カルシウム)を含むガーネット

ヘソナイトは「グロッシュラー」の一種で、Ca + Al を主成分にしているため、緑色系(ウグランダイト系)に含まれるんですね。
対して、見た目が赤い「アルマンディン」や「スペサルティン」はFe(鉄)やMn(マンガン)系で、パイラルスパイト系(赤色系)に含まれます。
このように、「色」と「化学的分類」は必ずしも一致しないのがガーネットの奥深さ。
見た目だけではわからない、構造と成分に基づいた本来の“ルーツ”を知ると、石の魅力がさらに深まりますね。
古代から伝わる「勝利の石」
ヘソナイトは古代インドでは特別な存在とされ、「勝利」「魔除け」の意味を込めて用いられてきました。
インド占星術では「ラーフ(凶星)」の悪影響を和らげる石とされ、今でも強い信仰があります。
また、西洋では活力や情熱の象徴とも言われており、心のエネルギーを呼び覚ます石として親しまれています。
ヘソナイトの石言葉・意味・効果など
さまざまな文献によるとヘソナイトには次のような願いが込められているようですす。
- 生命力を高める
- 成功へ導く
- 情熱や積極性を取り戻す
- 自信と活力をもたらす
ほか
今回ご紹介するブレスレット
本日ご案内するヘソナイトのブレスレットは全部で5本。珠サイズは7.5ミリから10ミリ、お値段は14,400円〜26,600円でのご案内になりますよ。

どのサイズも、赤褐色〜オレンジの発色が非常にバランスよく、美しい艶感が出ている粒ぞろいのブレスレットです。
どんな人におすすめ?
- 暖かみのある石を探している方
- 落ち着いたトーンで個性を出したい方
- 「意味」より「質感」「透明感」に惹かれる方
- 秋冬シーズンに映える石を探している方
まとめ
「赤でもなく、茶でもない」
その中間の色に宿る、温もりと深み。
見れば見るほど引き込まれる不思議な輝きを放つ、ヘソナイト。
とろみのある艶が、まるで内側から光を発しているように感じられる、そんな一本をこの機会にぜひご覧ください。
本日の新着商品は7月22日の新着先取りライブでご紹介しています。動画ではマクロレンズを使って拡大した様子もご覧いただけますよ。美しい天然石の世界をお楽しみください。
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