樹齢数百年から千年を超える屋久杉。
その中でも“最高峰”と評される希少部位――「泡瘤(あわこぶ)」をご存じでしょうか?
極細粒の杢目が面全体に密に広がり、光の角度でまるで浮かぶような立体的な輝きを放ちます。
一本の原木からわずかにしか得られず、模様は二度と再現できません。
この記事では、その希少性と美しさの理由をわかりやすく解説。
さらに、8月8日入荷の新作ブレスレットもご紹介します。数量限定の逸品、ぜひご覧ください。

瘤材とは?
屋久杉は、世界自然遺産・屋久島に自生する樹齢数百〜数千年の杉で、その緻密な年輪と芳香、そして深い色艶から“木の宝石”とも呼ばれます。
中でも、ごく限られた部分にだけ現れる「瘤材」は、屋久杉の中でも別格の存在です。

瘤材とは、樹木の幹や根元にできる“こぶ”の部分を指します。
屋久杉が長い年月の中で細菌や虫害、気候など外敵と戦いながら形成した、まさに生命の傷跡。
その木目は真っ直ぐな柾目や板目とはまったく異なり、渦や波、粒が複雑に入り混じります。
瘤材にはいくつかの種類があり、代表的なものは以下の3つです。
- 油瘤:油が流れるような滑らかな杢目
- 虎杢:虎の毛並みのような縞模様
- 泡瘤:小さな渦が集まり、泡がはじけるような細かな杢目
この中で最も希少かつ高級とされるのが泡瘤なんですね。
泡瘤が最も高級とされる理由

泡瘤は、極小の粒状の杢目が面いっぱいに密集して現れる、非常に珍しい部位です。
泡が無数に浮かび上がるようなその模様は、切り出す位置や角度によって光の反射が変わり、立体感と奥行きのある輝きを放ちます。
屋久杉の瘤の中でも、これほど均一で美しい泡立ちが現れる部分はごくわずかで、一つの原木から得られる量もほんの少し。
同じ模様は二度と現れません。
さらに、泡瘤は木の繊維が複雑に入り組んでいるため、加工の際に欠けや割れが生じやすく、大きな塊で無傷のまま取り出すことはほとんど不可能です。
このため、工芸品や装飾品の素材としては、小さな板や珠でも高値で取引されます。
泡瘤が持つ特別な価値
泡瘤は、美しさだけでなく生命力の象徴でもあります。
外敵から身を守るために樹木が何十年、何百年もかけて作り上げた“防御の痕跡”であり、その時間と自然のドラマが、杢の中に刻み込まれています。
その希少性と芸術性から、泡瘤の工芸品はコレクターズアイテムとしての価値も非常に高く、代々受け継がれる逸品として珍重されます。

泡瘤を楽しむ方法
現在流通する屋久杉の多くは、伐採規制により土埋木や解体材から作られています。
その中でも泡瘤の良材は年々入手が難しくなっており、今後さらに価値が高まると予想されます。
泡瘤を使ったブレスレット、小箱、茶道具などは、使い込むほどに艶が増し、色合いが深まるのも魅力。
単なる装飾品ではなく、“育てる楽しみ”も味わえますよ。
まとめ
屋久杉泡瘤は、屋久杉という貴重な素材の中でもさらに限られた奇跡の部位。自然が長い年月をかけて生み出した芸術品であり、木工芸の世界では“最高峰”と称されます。手にすることは、自然の物語と生命力を身にまとうことに他なりません。
プレミアムストーンギャラリーでは、この泡瘤をはじめ、油瘤や虎杢などの希少部位を使った製品を取り揃えています。同じ木目は二度と出会えない逸品ばかりです。
ぜひ、オンラインショップでその美しさをご覧ください。
8月8日新着商品|最高級屋久杉『泡瘤』ブレスレット
2025年8月8日、プレミアムストーンギャラリーに、最高級の屋久杉「泡瘤」ブレスレットが新たに4本入荷しました。

珠サイズは8.5ミリから11ミリまで、日常使いにも映える扱いやすいサイズ感。
歴史を感じさせる深い色合いと、面いっぱいに広がる美しい泡杢が相まって、手元に上質な存在感をもたらします。
この商品は、8月5日の新着先取りライブでもご紹介済み。
動画ではマクロレンズで珠を拡大し、泡瘤特有の粒立ちを間近でご覧いただけますよ。
さらにオンラインショップでは、直径25ミリのプレミアム大玉ブレスレットもご案内中です。
圧巻の存在感を放つ逸品、ぜひあわせてご覧ください。

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