こんにちは!このページでは8月の誕生石をご紹介します。日本における8月の誕生石はペリドット、スピネルそしてサードオニキス(サードニクス)の3種類ですよ。それでは一緒に見ていきましょう!
8月の誕生石
ペリドット
ペリドットの鉱物名はオリビンです。和名では橄欖石と呼ばれます。ペリドットは古代から愛されてきた宝石で、エジプトでは太陽の宝石と呼ばれており、ファラオたちの王冠や装飾品に使用されていました。中世ヨーロッパ時代ではろうそくの明かりでも鮮やかな緑色がはっきりと見えるため、イブニング・エメラルドと呼ばれ愛せれてきました。また宇宙にも存在し、石鉄隕石などに含まれることもあり、ETペリドットと呼ばれコレクターには非常に人気があります。近年ではハワイ島で火山が爆発しペリドットが大量に降ってきたことが知られています。
スピネル
スピネルは結晶が八面体で先端が尖っていることから、ラテン語で“トゲ”を意味する spinella に由来し名付けられました。和名は尖晶石です。美しいものにはトゲがある。スピネルは古くからルビーやサファイヤと外観が似ており、産出場所も同じためよく混同されてきました。スピネルはカラーバリエーションが豊富で、アステリズム(スター効果)やカラーチェンジなどがありこの点もコランダムに似ています。イギリス王室の至宝の王冠にセットされた黒大使のルビーは、調査の結果ルビーではなく赤いスピネルと判明した時は皆驚いたそうです。昔のプロでも判別が難しかった宝石です。
サードオニキス(サードニクス)
サードオニキスはサードニクスと書かれることもありますが、カルセドニーの一種です。鮮やかな橙赤色の地に白色の縞状模様があるものをサードオニキスと呼びます。和名は紅縞瑪瑙です。縞目模様が爪の白い部分と似ているため、ラテン語で爪を意味する onyx が語源となっています。サードオニキスは歴史が古く、古代ローマ時代から近代までカメオなどの装飾品として好まれていました。日本では2021年12月に、8月の誕生石に追加されました。
8月の誕生石 世界では?
最初に誕生石を制定したのは、1912年にアメリカの宝石商組合によるものです。その後イギリスやフランス、日本、オーストラリアにも広がりました。国の事情によって若干、石種が異なりますよ。
日本 | アメリカ | イギリス | フランス | |
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ペリドット | ○ | ○ | ○ | ー |
スピネル | ○ | ー | ー | ー |
サードオニキス | ○ | ○ | ○ | ○ |
8月の誕生石は、2021年12月に石種が3つに増えました。人気の高まるスピネルが加わって、より一層楽しみが広がりましたね。プレミアムストーンギャラリーでは、品質にこだわり、8月の誕生石を集めています。ぜひ、チェックしてみてくださいね。
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