これまで、何千人ものお客様と接してきましたけれども、
ふと思うことがあるんですね。
それは――
最初の一本が、その人と石との“関係”を決めるということですかね。
天然石に興味を持ち始めたばかりの方は、
たいてい、こうおっしゃいます。
「どれを選べばいいのかわからないんです」
「石の意味とか、詳しくなくて…」
でも、それはまったく問題ありません。
なぜなら、最初に手に取った石との出会いが、
その人と石との“距離感”をつくるからなんです。
だからこそ私は、
「最初の一本こそ、“特別な1本”じゃなくていい」と考えています。
むしろ、気負わず、毎日つけられる石。
そんな石が、最初の一本にはふさわしいと思うんですよね。
今日ご紹介するシトリンは、
いわゆる高品質とは言えないかもしれませんが、
焼き加減によって色味に個性があって、どこか親しみやすい石です。
少し薄めのものもあれば、
しっかり焼かれて飴色に近いものもあります。


あ、「焼かれる」という表現をしましたけれども、
実はシトリンは、アメジストが加熱されることでできる水晶なんですね。
天然非加熱のシトリンも存在しますが、それは大変希少。
市場に出回っているシトリンのほとんどは、
人為的に加熱処理されたものです。
でもその加熱具合によって、
一粒一粒、微妙に表情が変わるのが面白いところ。
同じ「シトリン」という名前でも、色味や雰囲気がまるで違う。
だからこそ、自分だけの一本を選ぶ楽しさがあるんです。

意味で言えば、シトリンは「金運の石」なんですが――
あんまり“金運の石だ!”と決めつけなくてもいいと思うんですよ。
ビタミンカラーなので、「元気の石」でもいい。
「前向きになりたいときに身につけたい石」でもいい。
意味は、あなた自身が感じ取ったもので、良いわけです。
「なんとなく気になるな」
「なんだか、今日つけたいな」
そのくらいの軽やかな気持ちで選んだ石が、
いつの間にか“自分にとって大切な石”になっていたりするんですよね。
今日のシトリン
今日の新着商品は、ウルグアイ産のシトリンです。


色の濃いタイプと少し淡いタイプがあります。
お好みで選んでいただくのが良いですね。
「天然石は初めてだけど、ちょっと気になる」
「本格的な石はまだ自信がないけれど、まずは試してみたい」
そんな方にこそ、このシトリンをおすすめしますよ。
気軽につけられて、明るい気分になれる石。
それが、今日のシトリンです。
本日の新着商品は4月18日の新着先取りライブでご紹介しています。動画ではマクロレンズを使って拡大した様子もご覧いただけますよ。美しい天然石の世界をお楽しみください。
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