光のあいだにある石
夕方とも朝ともつかない、
あの中途半端な時間がけっこう好きです。
明るいのか暗いのか、
はっきりしない感じ。
ちゃんと見ようとすると逃げていくのに、
なんとなく目に残る光。
このブレスレットを最初に見たとき、
それに少し似ているなと思いました。
サンムーンストーン。
名前を聞いたとき、最初に思ったのは、
「サンストーンとムーンストーンがひとつになるなんてあり得るの?」
でした。
性質の違う石が、
そんな都合よく同じものになるのか。
少し疑いながら見ていた、というのが正直なところです。
サンムーンストーンという石
サンムーンストーンは、
サンストーンとムーンストーン、
それぞれに見られる光学的な特徴をあわせ持つ石とされています。
長石(フェルドスパー)グループに属する石で、
多くの場合はムーンストーン系の地の中に、
サンストーンのような内包物によるきらめきが見られるタイプです。
ただし「サンムーンストーン」という名前自体は、
正式な鉱物名ではなく、流通上の呼び方です。
このあたりを知ると、
最初に感じた違和感が、少しだけ現実味を帯びてきます。
「やっぱり“別のものが混ざっている”わけではないんだな」と。

見ているうちにズレてくる
サンストーンは、
細かい粒がキラキラと反射するタイプの光。
いわゆるアベンチュレッセンス。
ラメのように光が点で散るあの感じです。
一方でムーンストーンは、
ふわっと光が浮かぶような見え方。
アデュラレッセンスと呼ばれる、
にじむような光です。
そして、サンムーンストーン。
これが思っていたのと少し違っていて、
「両方ある」というよりも、
どちらとも言い切れない。
キラキラしているようで、
どこかぼんやりしている。
はっきりしているのに、
輪郭が曖昧。
どちらかに寄るわけでもなく、
ずっとそのあいだにいる感じです。

よく見ると全部違う
粒ごとに見ていくと、
これがけっこうバラバラです。
光の出方も、色味も、
ひとつとして同じものがない。
「あ、これいいな」と思っても、
同じものはまず見つかりません。
作られた違いではなく、
自然のままそうなっているだけ。
だから、選んでいるというより、
気づいたら決まっている。
そんな感覚になります。
身につけたときの距離感
腕につけてみると、
この石はあまり前に出てきません。
でも、消えるわけでもない。
ふとしたときに、
「あ、光ってるな」と気づく。
それくらいの距離感です。
ずっと意識するわけでもなく、
完全に忘れるわけでもない。
この中途半端さが、
妙にちょうどいい。

たぶん、説明しないほうがいい石
この石、
説明しようとすると少しズレる気がします。
言葉にした瞬間に、
どちらかに寄ってしまうというか。
実際に見ると、
もう少し曖昧で、もう少し面白い。
なのでこれは、
理解しようとするよりも、
そのまま受け取るくらいがちょうどいいのかもしれません。
気になった人だけ
もしこの曖昧な感じが少しでも引っかかったなら、
実物を見てもらうのがいちばん早いです。
同じサンムーンストーンでも、
表情はかなり違います。
その違いも含めて、
ご覧いただければと思います。
本日の新着商品は4月7日の新着先取りライブでご紹介しています。
動画ではマクロレンズを使って拡大した様子もご覧いただけますよ。
美しい天然石の世界をお楽しみください。





































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