この石なんだ？｜4月9日新着

こんにちは！本日の新着商品はちょっと珍しいブレスレットをご紹介します。

こちらの品なんですが、何の石かわかりますかね？

シトリン！

似てますね〜。でも違います。

トパーズ！

確かに、インペリアルトパーズと言われても納得するかも。でも違いますね。

プクラジストーン？

ああ、確かに似てますね。プクラジストーン（＝イエローサファイア）にも見えます・・・でも・・・

「シトリン」「インペリアルトパーズ」「イエローサファイア（プクラジストーン）」と思ってしまうのは、間違いないと思います。

でもですね、、実はこちらの品は「トルマリン」なんですよ〜。

珍しい黄一色のトルマリンブレスレット

というところで、本日の新着商品は「イエロートルマリン」です。トルマリンは赤、橙、黄、緑、青、藍、紫のすべての色がそろう石です。本日ご紹介するイエローカラーは、1983年まではほとんど存在しなかった、とても新しいトルマリンの色なんですよ。

トルマリンのブレスレットとしては、グリーンやピンク一色のものがいままでよくありましたけれども、イエロー単色のブレスレットは珍しいですね。この点が今回ご紹介したいと思った理由でもあります。

冒頭にもありましたが、私もトパーズやシトリンだと思って見ていたので、トルマリンと聞いて「ウソでしょう！？」と思ったんですね。とはいえ、本当にイエローだけのトルマリンブレスレットだったら面白いと考えて取り寄せまして、鑑別を依頼しました。。。

鑑別結果は、鉱物名「天然トルマリン」、宝石名「イエロー・トルマリン」と出ています。処理は無色樹脂の含浸処理があります。

当たる光線の色によっては、オレンジっぽく見えますけれども、イエロー・トルマリンと分類されました。正真正銘のイエロー・トルマリンだけで組んだブレスレットでした。ウソじゃなかったんですね！

鑑別の結果はイエロー・トルマリンと名付けられました。けれども、このカラーのトルマリンは「ドラバイト」という名前でも流通していることもあるようです。

しかしですね、ドラバイトはブラウンのトルマリンの別名ですので、そう呼ぶにはちょっと違いますかね。ドラバイトの場合、鑑別によって宝石名は「ブラウン・トルマリン」と記載されます。

また、イエローのトルマリンを「カナリートルマリン」と呼ぶこともありますけど、こちらも鮮やかな蛍光イエローというところで、違いますね。

イエロー、ブラウン系のトルマリンについて、呼び名をカンタンにまとめてみました。