本日は私も初めて見る石が登場します。
「コベライト・アンド・クォーツ」という石ですよ。
白と黒のマーブルに金色が輝くなかなかカッコいい石ですね!
こちらは今回初めて扱う石でということで、鑑別を取ってみました。
コベライトとクォーツが共生した石という宝石ですね。さらにカルコパイライトとパイライトも伴っていて、トッピング増し増しであることも判明しました!^^
コベライトとは?
コベライトは当店初登場の鉱物です。和名は「銅藍」(どうらん)で、銅の硫化鉱物(CuS)です。
モース硬度が1.5〜2と非常に柔らかいもので、人の爪と同じくらいの硬度です。へき開は完全で雲母のよう薄い結晶です。
儚く脆い結晶ですけれども、単体の結晶は、紫から藍青色のとても美しいものなんですよ。そして、希少性も高い鉱物です。
カルコパイライト、パイライトとは?
カルコパイライトは和名を「黄銅鉱」といいます。チャルコパイライトやキャルコパイライトと書くこともありますね。こちらも銅の硫化鉱物ですが、少し鉄も含みます。
パイライトは当店でもおなじみの鉱物。金と間違えて採ってくる人もいるということで、「愚者の黄金」という異名もありますね。こちらは鉄の硫化鉱物です。キューブ状の結晶がとても不思議で私も大好きなんですよね。
そして、コベライト・アンド・クォーツへ
コベライト(CuS)、カルコパイライト(CuFeS2)、パイライト(FeS2)は、銅・鉄・硫黄の組み合わせでできる鉱物で、しばしば共生するというものですね。そこに石英も合流して、今回の「コベライト・アンド・クォーツ」へと合体進化(?)したというお話。
通常では脆いコベライトも石英に守られて半永久的に楽しませてくれます。パイライト、カルコパイライトの黄金の輝きもあり。
それぞれ独立していたものが、地殻変動などにより粉々になって、集まったのでしょうか?その生成の過程を創造するのも楽しみのひとつかもしません。
本日の新着商品「コベライト・アンド・クォーツ」、珍しい石ですので、珍品・レアストーンコーナーに掲載しています。オンラインショップをチェックしてみてくださいね!
本日の新着商品は4月16日の新着先取りライブでご紹介しています。動画でもお楽しみください。
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