こんにちは!本日の新着商品は「アマゾナイト」です。普通のアマゾナイトとはちょっと違った、ミントグリーンのカラーが爽やかな石ですよ。ちょっと見てみましょう。
一見、アマゾナイトと思えない色味ですよね!
最近のアマゾナイトと呼ばれる石は、着色などの可能性が多いので、念のため鑑別を取ってみます。今回は簡易鑑別(口答鑑別)で確認しましたよ。
鑑別の結果は「カリフェルドスパー」という名前になりました。そして、この色は着色ではありませんでした。
アマゾナイトと言われて買い付けたんですけどね・・・・
なんと!アマゾナイトじゃないの!?ということは偽物??
と一瞬考えましたけれども、、、
フェルドスパーは、和名で「長石」のことです。カリはカリウム(K)のことで、カリフェルドスパーは、カリウムに富む長石を表します。
カリフェルドスパーは、長石類の中でアルカリ長石に属します。そして、カリフェルドスパーには、正長石(オーソクレース)や微斜長石(マイクロクライン)が含まれるんですね。
そして、アマゾナイトはマイクロクライン(微斜長石)に含まれます。
ちょっと複雑なので図で確認しましょう。
今回の品は「カリフェルドスパー」と鑑別されましたから、アマゾナイトではないけれども、それも含む1つ上の分類とされたわけです。
というところで、アマゾナイトとうたっても、そこまで間違った話ではないのですが、なぜアマゾナイトではなく、カリフェルドスパーと鑑別されたのかが気になりますよね。
この鑑別を受けていろいろ調べて見たのですが、ある文献には「アマゾナイトは微斜長石の中で青緑色のものを呼ぶ」という記述がありました。
なるほど〜、確かに今回のアマゾナイト(と言っていた石)は、青緑色ではありませんね。だからアマゾナイトにならないのか、、、とも思いましたし。。。。
また、アマゾナイトの青緑色は、一説では鉛の含有に起因するとも言われていますので、今回の石には鉛が検出できなかったのかもしれません。
いずれにしろ、アマゾナイトに近い石ではあるけれども、アマゾナイトの基準に満たないということですね。
そういえば、オーナーがこの石を最初に見たときに「クリソプレーズですね!」と話していました。クリソプレーズはフェルドスパー(長石)ではなくクォーツ(カルセドニー)なので、まったく異なる鉱物ですけれども、、、確かに似ていますね^^;
市場を見回してみると、この色味のアマゾナイトは「グリーンアマゾナイト」として流通しているものがありますので、これも同じかも知れません。他店の品は鑑別結果がわからないので、断定はできませんが。
今回の品もアマゾナイトと大きくズレることはないので、グリーンアマゾナイトの名前も併記しておきますね。
ということで、爽やかミントグリーンのグリーンアマゾナイト(カリフェルドスパー)は、オンラインショップでチェックしてみてくださいね!
本日の新着商品は8月6日の新着先取りライブでご紹介しています。動画でもお楽しみください。
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