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グリーンアマゾナイトの正体|8月7日新着

こんにちは!本日の新着商品は「アマゾナイト」です。普通のアマゾナイトとはちょっと違った、ミントグリーンのカラーが爽やかな石ですよ。ちょっと見てみましょう。

一見、アマゾナイトと思えない色味ですよね!

最近のアマゾナイトと呼ばれる石は、着色などの可能性が多いので、念のため鑑別を取ってみます。今回は簡易鑑別(口答鑑別)で確認しましたよ。

鑑別の結果は「カリフェルドスパー」という名前になりました。そして、この色は着色ではありませんでした。

アマゾナイトと言われて買い付けたんですけどね・・・・

なんと!アマゾナイトじゃないの!?ということは偽物??

と一瞬考えましたけれども、、、

フェルドスパーは、和名で「長石」のことです。カリはカリウム(K)のことで、カリフェルドスパーは、カリウムに富む長石を表します。

カリフェルドスパーは、長石類の中でアルカリ長石に属します。そして、カリフェルドスパーには、正長石(オーソクレース)や微斜長石(マイクロクライン)が含まれるんですね。

そして、アマゾナイトはマイクロクライン(微斜長石)に含まれます。

ちょっと複雑なので図で確認しましょう。

今回の品は「カリフェルドスパー」と鑑別されましたから、アマゾナイトではないけれども、それも含む1つ上の分類とされたわけです。

というところで、アマゾナイトとうたっても、そこまで間違った話ではないのですが、なぜアマゾナイトではなく、カリフェルドスパーと鑑別されたのかが気になりますよね。

この鑑別を受けていろいろ調べて見たのですが、ある文献には「アマゾナイトは微斜長石の中で青緑色のものを呼ぶ」という記述がありました。

なるほど〜、確かに今回のアマゾナイト(と言っていた石)は、青緑色ではありませんね。だからアマゾナイトにならないのか、、、とも思いましたし。。。。

また、アマゾナイトの青緑色は、一説では鉛の含有に起因するとも言われていますので、今回の石には鉛が検出できなかったのかもしれません。

いずれにしろ、アマゾナイトに近い石ではあるけれども、アマゾナイトの基準に満たないということですね。

そういえば、オーナーがこの石を最初に見たときに「クリソプレーズですね!」と話していました。クリソプレーズはフェルドスパー(長石)ではなくクォーツ(カルセドニー)なので、まったく異なる鉱物ですけれども、、、確かに似ていますね^^;

市場を見回してみると、この色味のアマゾナイトは「グリーンアマゾナイト」として流通しているものがありますので、これも同じかも知れません。他店の品は鑑別結果がわからないので、断定はできませんが。

今回の品もアマゾナイトと大きくズレることはないので、グリーンアマゾナイトの名前も併記しておきますね。

ということで、爽やかミントグリーンのグリーンアマゾナイト(カリフェルドスパー)は、オンラインショップでチェックしてみてくださいね!

本日の新着商品は8月6日の新着先取りライブでご紹介しています。動画でもお楽しみください。

アマゾナイト

国内最高品質の天然石に会える空間
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恵比寿本店

ネットショップに掲載している商品は全て店頭でご用意しております。気になる商品を実際に手に取って、並べて比較してご覧頂くことができます。「これだ!」というお目当ての商品がなかったとしても、色々と見てみたいという形でもまったく問題ございません。どうぞお気軽にご来店ください。天然石好きの方とお会いしてお話ができることを楽しみにしております。

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