こんにちは!今回はピーターサイトという石をご紹介したいと思います。
一見すると宇宙から見た地球のようなデザインですね。「タイガーアイ」という石をご存知ですよね?こちらの石がタイガーアイですけれども、
おそらく多くの方がご存知の石だと思いますけれども、この石が生成されたのちに地殻変動によって粉々に粉砕されたものが、水晶によって再度固められることによって、ピーターサイトになるります。
確かに、言われてみると、タイガーアイの黄色や茶色もありますし、独特のキャッツのような輝きを生み出す繊維状の物質も含まれていますね。
こちらは、当店オーナー秘蔵のピーターサイトブレスレットです。
珠のサイズは17ミリ。この大粒はめったに見ることはない迫力満点のボリュームです。
この石の特徴的な模様を楽しめるのも大粒ならではです。
二つとして同じ模様が存在しない石ですので、ひとつひとつの表情、デザインを飽きることなく観察することができます。
私は何度見ても、地球といいますか惑星を思い浮かべてしまうのですけれども、この石のブレスレットを手にすると、なんだか宇宙からいろいろな惑星を見ているような気分になるんですよね。なんだか癒されます。。。。
と言いながらも、この石は”癒し”という言葉がまったく似合わない感じで、そのうねりくねった繊維状の鉱物が織りなす激しいデザインによって、別名「テンペストストーン(嵐の石)」なんて呼ばれたりしているんです。
本当に面白い石ですから、ぜひお店に見に来ていただければと思いますよ。^^;
もくじ
オーナー小玉 × 沖本 対談
宝石学から見た解説
(日本彩珠宝石研究所 飯田所長に鑑別していただきました)
【ピーターサイト Pietersite】
この石はリーベッカイトという角閃石から成るクォーツで「クロシドライト Crocidorite(青石綿)」と呼ばれ、それが形成されている鉱床に熱が加わると、黄褐色に変色し「タイガー・アイ(虎目石)」と呼ばれているものになる。石の中には、リーベッカイトに伴って結晶したパイライトが酸化して黄色くなって残っている。
クロシドライトが酸化する過程で、元の色が残って2色以上の斑状になる事がある。通常のタイガー・アイの繊維は真っ直ぐに形成されるが、この石では繊維にうねりがある。クロシドライトが形成された後で地殻変動で、細かく粉砕された為で、再度石英分で固まっている。この変種のクロシドライトは、1962年にシド・ピーターズによりナミビアから報告され『ピーターサイト』の宝石名が付けられている。90年代になると中国の河南省からも同種の石が発見され、マーケットに流通している。
うねり狂ったその模様から「テンペスト・ストーン Tempest stone(嵐の宝石)」という名前もあるようだ。K.Iida
ピーターサイトの石言葉、意味、効果など
ピーターサイトは、嵐の様相のような混乱や修羅場を引き起こすという悪い話しではなくて、それを逆に解消してくれる、どんな嵐のような状況にあっても、困難に負けず、自分を見失うことなく進むことができるようフォローしてくれると言われています。そしてその先の未来が明るく開けてくる、開運の予兆を知らせてくれる石とも言われていますね。
当店では天然石のパワーや効果を商品の性能として保証するものではありません。あくまでご参考としてご理解くださいませ。
ピーターサイトの鉱物データ
- 和名:角閃石
- 英語表記:Pietersite
- 色:ブラック、褐色、黄色
- 産地:ナミビア、中国など
- 結晶系:単斜晶系
- 組成:NaFe(SiO3)2 + 混合物
- 硬度:6.5-7
コメントを残す