ローズドフランス アメジストとは？
ローズドフランス（Rose de France）は、アメジストの中でも特に美しいとされる希少な宝石です。通常のアメジストと比べて、より淡いピンク紫色の色調を持ち、その名前の通り「フランスのバラ」を思わせる優美な色合いが特徴です。主にブラジルやボリビアで採掘され、高品質のものは宝飾品として高く評価されています。
宝石としての特性
ローズドフランスはアメジスト（紫水晶）の一種であり、モース硬度は7と比較的硬く、日常的な装飾品として使用するのに適しています。その美しい色合いは、結晶構造内の鉄イオンによるもので、光の当たり方によって色調が変化する多色性を持ちます。また、透明度が高く、内包物が少ないものほど価値が高いとされていますよ。
ローズドフランスの歴史
アメジストは古代ギリシャ時代から愛されてきた宝石ですが、ローズドフランスはそれほど古い歴史を持ちません。
ローズドフランスは1800年代にブラジルで初めて発見されました。
19世紀に入ると、ブラジルでのアメジスト採掘が本格化し、ヨーロッパでも人気が高まりました。
ローズドフランスという名称は比較的新しく、1977年の宝石辞典でも「淡いライラック色のアメジストを表す」として紹介されています。
ローズドフランスの石言葉・意味・効果
ローズドフランスには「愛と調和」「心の平安」「情熱の制御」などの石言葉があります。精神的な安定をもたらし、創造性を高める効果があるとされています。また、古くから愛の象徴とされ、恋愛成就や夫婦円満のお守りとしても人気があります。パワーストーンとしては、ネガティブなエネルギーを浄化し、ポジティブな思考を促進すると言われています。
ローズドフランスの魅力
ローズドフランスの最大の魅力は、その独特の色合いにあります。深すぎず淡すぎない絶妙なピンク紫色は、肌の色を問わず美しく映え、上品さと女性らしさを演出します。また、天然石ならではの個性的な表情も魅力の一つです。
ローズドフランスの名前の由来
フランスは古くから宝石文化が発達し、特に洗練されたデザインと職人技で知られているのですけれども、この石はフランスで採れるワケではありません。
ローズドフランスアメジストは、その名前に「フランス」が含まれているものの、実際にはブラジルなどで産出されるアメジストの一種です。
この名前は、フランスの美意識を想起させるためのマーケティング戦略として付けられたものなんですね。
ポメラートとローズドフランス
イタリアの高級ジュエリーブランド「ポメラート」は、ローズドフランスを用いた独創的なデザインで知られています。特に「ヌードコレクション」では、ミニマルなセッティングでローズドフランスの美しさをストレートに表現し、世界中のセレブリティからも支持を得ています。ポメラートのデザイナーたちは、この宝石の持つ柔らかな色合いと光の反射を最大限に活かした作品を生み出していますよ。
ピンクアメジストとも呼ばれる
ローズドフランスは、「ピンクアメジスト」とも呼ばれることもあります。ローズクォーツと同じなのか？と一瞬考えてしまいますけれども、アメジストとローズクォーツの発色要因が異なるんですね。
アメジストは鉄イオンによって紫色になる水晶です。ローズクォーツの発色要因については諸説あるのですが、多くはチタンによるものとされています。
この発色要因の違いによって、アメジストとするかどうかが決まるんですね。ローズドフランスは、鉄イオンによる発色なので、アメジストに分類されるわけです。
ローズドフランスの選び方
良質なローズドフランスを選ぶポイントは、色合い、透明度、カット、そして内包物の少なさにあります。理想的なローズドフランスは、均一で鮮やかなピンク紫色を持ち、光を通したときに内部が明るく輝きます。購入の際は、光にかざした様子もチェックしてみてください。
新着商品情報
当店では、このたび「ローズドフランス アメジスト」の原石を入荷いたしました。
手のひらサイズの小ぶりな原石たちです。お気軽に楽しめる価格とサイズ感で取り揃えていますよ。
YouTubeライブの先行販売では、大変人気の品でした。残り少なくなっていますので、お急ぎご確認くださいね。
本日の新着商品は3月18日の新着先取りライブでご紹介しています。動画でもお楽しみください。
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