今朝、店の前を掃除していたら、桜の花びらがひらひらと舞い降りてきました。
掃いても掃いても、またひらひら。キリがないんですけど、それもこの季節の良いところですよね。
そんな春の日、プレミアムストーンギャラリーに「さくら色の石」が入荷しましたよ。今回ご紹介するのは「プルームアゲート」と「ロードナイトシリカ」の2点です。
どちらも春のイメージにぴったりな石ですが、名前の由来や鉱物としての特徴はそれぞれ異なります。
今回はライブ配信でもお話しした内容を含めて、少し詳しくご紹介してみます。
プルームアゲートとは──「桜アゲート」との違いも含めて
名前の由来
プルーム(Plume)とは羽毛のこと。アゲート(瑪瑙)の中に、羽毛や毛状の鉱物・粘土鉱物の集合体が形成する、ふわりとした模様が広がる石です。
その模様が羽根のように見えることから、この名前がついています。
「桜アゲート」と混同されがちですが…
プルームアゲートは、よく「桜アゲート(チェリーブロッサムアゲート)」と混同されることがあります。実際、今もごっちゃになっているケースを見かけます。
厳密に言うと、私たちが「桜アゲート」と呼んでいるのは「スフェルリティック・クリスタリン・カルセドニー」という石で、球状に放射する細かな結晶構造が桜の花びらのように見えるものです。
一方、プルームアゲートはその構造とは異なり、毛状・羽毛状の内包物が模様をつくる石。
見た目が似ているものもあるので混同されやすいのですが、成り立ちがちがいます。
「桜ドゥルージーアゲート」という名前で売られているものもあり、届いてから「あれ、これはプルームアゲートのタイプだな」と気づくこともあるほど、現場でも呼び名が入り乱れているジャンルです。
今回入荷したプルームアゲート
今回入荷したのは、さくら色の模様が閉じ込められたもの。
この時期にぴったりだなと思って仕入れました。

一口にプルームアゲートといっても、色も形も個体によってまったく異なります。
本当に羽が入っているように見えるものもあれば、粘土鉱物らしいマットな質感のもの、カルセドニーの透明感が高くスケ感のあるものまで、まさに無限のバリエーション。
それがこの石の面白いところでもあります。
また、ところどころに見られる凹みはキズや不良ではありません。
のぞいてみると、細かな水晶の結晶がキラキラと輝いているものもあります。
これはジオード状の空洞になっていて、大玉になるほどこのキラキラが楽しみやすくなりますよ。

桜はすぐ散ってしまいますが、石は半永久的に楽しめます。
そういう意味でも、この時期に手にしておきたい一本です。
ロードナイトシリカとは──シリカとクォーツ、何がちがうの?
ロードナイトという石
ロードナイトは和名を「薔薇輝石(ばらきせき)」といいます。
名前のとおり、真っ赤なバラ色が基本の石ですが、淡くなるとピンクがかったものも出てきますね。
さらに色が強いものは「インペリアルロードナイト」と呼ばれ、より鮮やかな赤になります。
「シリカ」と「クォーツ」の違い
今回の石は「ロードナイトシリカ」という名前ですが、「シリカ」と「クォーツ」は何がちがうのか、気になる方もいると思います。
どちらも二酸化ケイ素(SiO₂)からなる鉱物で、本質的には同じものです。
ただ、現場での呼び慣わしとして、透明度が高いものを「クォーツ」、透明感が少ないものを「シリカ」と呼ぶことが多いです。
今回入荷したロードナイトシリカは、名前こそシリカですが、カルセドニーに近いくらいの透明感があります。クォーツと呼んでもいいくらいの品質です。

今回入荷したロードナイトシリカ
赤みが強め。半透明のベースの中に、ちょうど花びらが舞っているような形・大きさのロードナイトが散りばめられています。
花びらを閉じ込めたような、あるいは花びらが宙に浮いているような、そんな景色が一粒の中に広がっています。

大玉になるほど、そのロードナイトの形と配置がよく見えて楽しいんですよ。
数年前からこの季節にご紹介しているのですが、以前は実際に桜の木の下でこの石と一緒に写真を撮ったこともあります。
桜はすぐ散ってしまいますが、この石はずっと花見を楽しめる、そんな話をしながら撮ったのを覚えています。
新着コーナーが春色になりました
プルームアゲートとロードナイトシリカ、成り立ちはまったく異なる石ですが、どちらも春のイメージにぴったりです。
この2点が並んだおかげで、新着コーナーが一気に明るくなりました。
ぜひ一度のぞいてみてください。
本日の新着商品は4月7日の新着先取りライブでご紹介しています。動画ではマクロレンズを使って拡大した様子もご覧いただけますよ。美しい天然石の世界をお楽しみください。
































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