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八郷雲龍石〜茨城県が誇る御影石|11月23日新着

茨城県石岡市の八郷地区でとれる八郷雲龍石は、日本を代表する花崗岩(御影石)の一つです。グレーから白っぽい地色に、黒雲母などの黒い鉱物が流れるように入り込んで、まるで墨絵の雲のような独特の模様を作ります。その美しさから「雲の中を龍が舞う石」として名付けられました。

八郷雲龍石のビーズ

八郷雲龍石の産地とできかた

八郷雲龍石は、茨城県石岡市八郷地区にある加波山の周りでとれる御影石です。加波山は昔から信仰の対象とされてきた霊山で、この辺りは良い石材がとれる場所として知られています。

花崗岩は、地下の深いところでマグマがゆっくりと冷えて固まることでできる石です。八郷雲龍石の特徴的な模様は、これらの鉱物が冷えるときに自然に配置されることで生まれた、地球の長い営みが作り出した芸術なんです。

加波山にある「やさとみかげ」の石切り場
[引用:株式会社石原石材様のホームページ https://yasatomikage.net/stone2/lp10/ ]
加波山の花崗岩採石場(茨城県桜川市)
[引用:Σ64, CC BY 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by/3.0, via Wikimedia Commons ]

日本の近代建築を支えた茨城の御影石

茨城県の筑波山塊は、良質の花崗岩が産出されており、有名なところでは「真壁石」や「稲田石」といった御影石の銘石があります。

これらは、明治時代から日本の迎賓館(赤坂離宮)、日本銀行本店、東京商工会議所、司法省の庁舎など、国の威信をかけた大切な公共の建物の外装や意匠石材として使われてきました。

八郷雲龍石もまた、筑波山塊に産する良質な御影石であり、同じ加波山系でも、「真壁石に比べて白黒の石目バランスが良く、青みがかった上品さが強い」とも言われています。

「常陸の銘石」として知られるこの石は、鉄道の開通を促すほど大量に首都圏へ運ばれ、日本の近代都市の景観を形作った素材の一つとなりました。明治・大正・昭和と時代を超えて、日本の発展とともに歩んできた石といえるでしょう。

日本銀行本店

加波山信仰と結びついた神域の石

八郷雲龍石の産地である八郷地区は、加波山信仰のエリアです。そのため、八郷雲龍石はその山の一部として「神域の石」「神龍の宿る石」といった意味付けをされてきました。石塔や五輪塔などの宗教的な石造物にも用いられてきた歴史があります。

建築材料としての実用性と、信仰に結びついた文化的な価値。この二つの側面を合わせ持つことが、八郷雲龍石の大きな特徴です。

加波山山頂にある加波山神社本宮の祠

八郷雲龍石の魅力

雲龍模様の美しさ
まるで墨を水に流したときのような、あるいは雲が風に流されるような、繊細で力強い模様は、人の手では決して作れない造形美です。日本の伝統的な美意識である「余白の美」や「墨絵の表現」を思わせるこの模様は、静けさの中に躍動感を秘めています。

一生物の丈夫さ
御影石ならではの硬さと丈夫さがあるので、建物の材料としてだけでなく、ブレスレットや勾玉などのアクセサリーとしても長く使える強さを持っています。ちゃんと扱えば何十年、何百年と美しさを保ち続けることができます。

今の時代における八郷雲龍石

今、八郷雲龍石は「日本銘石」として、ブレスレットや勾玉、さざれ石などのアクセサリーとして人気を集めています。「日本の近代建築を支えた国産御影石」という実績と、「加波山信仰圏の神域の石」という文化的背景が、この石の物語性を作っています。

パワーストーンとしての八郷雲龍石

パワーストーンとしては、「神龍」「神聖」「願い事の実現」といった石言葉で表されることもあります。ただし、premium stone galleryでは、迎賓館や日本銀行といった格調高い建物に実際に使われてきた実績や、墨絵のような独特の美しさといった、確かな価値に注目していただきたいと考えています。

premium stone galleryの八郷雲龍石コレクション

premium stone galleryでは、厳選した八郷雲龍石のブレスレット、勾玉、さざれ石をご用意しています。

八郷雲龍石ブレスレット

6mm、8mm、10mm、12mmの4サイズをご用意。繊細な雲龍模様が美しく映える小さめサイズから、存在感のある大粒サイズまで、お好みやコーディネートに合わせてお選びいただけます。グレーと黒が織りなす静かで上品な模様は、ビジネスシーンでも普段使いでも違和感なく着けられます。

日本の石のブレスレット 購入特典

日本の石のブレスレットをご購入いただくと、水晶さざれと桐箱をプレゼントしています。

八郷雲龍石 勾玉

日本古来の形である勾玉に仕上げた一点物。33×23.5×12.5mmのサイズで、八郷雲龍石ならではの雲龍模様がくっきりと現れています。ペンダントトップとしても、お守りとしても。

八郷雲龍石 さざれ石

100gのさざれ石は、浄化用としてはもちろん、小皿に盛ってインテリアとしてもお楽しみいただけます。一粒一粒異なる表情を持つ八郷雲龍石の魅力を、手軽に感じていただけます。

八郷雲龍石の商品はこちら

アクセサリーとしての活用

グレー系のシックな色合いは、モノトーン系のデザインやユニセックスなアイテムとの相性が抜群です。特に男性向けのブレスレットでは、ビジネスシーンでも違和感なく着けられる上品さを演出します。

水晶やローズクォーツなどの明るい色の石と組み合わせれば華やかなデザインに、ラピスラズリやオニキスなどと組み合わせれば重厚で格調高い印象を作り出せそうですね。

選ぶときのポイント

模様の自然な流れ
鉱物が描く線が自然で、全体として調和の取れた模様を持つものが良いでしょう。墨絵のような奥行きと躍動感のある流れが感じられるものは特に魅力的です。

色のコントラスト
グレーや白の地色と、黒い鉱物とのコントラストがはっきりしているほど、模様が際立ちます。適度な濃淡の変化があるものが、全体として落ち着いた印象を与えます。

一点物の楽しみ
雲の流れ模様が一つ一つ異なるため、全てが一点物です。あなただけの特別な模様を持つ石を探す楽しみも、八郷雲龍石ならではの魅力です。

まとめ

八郷雲龍石は、明治時代から日本の近代化を支え、加波山という霊山の恵みとして信仰とともに歩んできた、茨城県が誇る国産銘石です。加波山の周りという限られた地域でしかとれないこの石の希少性は、年々高まっています。

一つとして同じ模様のない八郷雲龍石は、それぞれが唯一無二の存在です。グレーと黒が織りなす静かで力強い模様を、ぜひその手で感じてみてください。

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動画でもごらんいだけます

本日の新着商品は11月18日の新着先取りライブでご紹介しています。動画ではマクロレンズを使って拡大した様子もご覧いただけますよ。美しい天然石の世界をお楽しみください。

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