サンゴの偽物？徳島県産の紅さんご

こんにちは！本日は日本の石コレクションから徳島県の「紅さんご」をご紹介します。

やさしいピンク掛かった色味の石ですね。ところどころ天然らしい穴があいていたり、マーブル模様も趣があります。

紅さんごは、“さんご” とは言うものの、本当は珊瑚ではありません。

じゃぁ珊瑚の偽物なの？

と思うかも知れませんけれども、これはコマーシャルネーム（商品名）ですね。

実際は何なのか？というところで、鑑別を取ってみました。

結果は「岩石名：天然シルトストーン（泥岩）」で、宝石名としては「マール（泥灰岩）」となりました。

ちなみに、天然の珊瑚の場合は、「素材名：天然さんご」と書かれます。

泥岩は、岩石を構成する粒の大きさが0.0625mm以下のものでできている堆積岩の一種です。海底や湖沼の底に積もった泥が固まって岩石となったものです。

泥岩は、さらに2つに分けられます。それは粒の大きさによって分けられるのですが、0.0039mmを境に、大きいものをシルト岩（siltstone）、細かいものを粘土岩（claystone）と呼びます。

ということで、今回の紅さんごは、粒の大きさが0.0039mmから0.0625mmの間にあるシルト岩であるということですね。

まぁ、そんな細かい話（本当に）はさておき、、、堆積岩ということで珊瑚も含まれているかも知れませんけれども、それにしても、サンゴに似ているということで、「紅さんご」と名付けたのは、ちょっと紛らわしいですねぇ。。。

「紅さんご」と呼ぶと天然の赤珊瑚を思い浮かべてしまいますから。

ただ、この記事を読んでいただいた貴方は、紅さんごと赤珊瑚は違うということを分かってくれたので、大丈夫ですね。

サンゴの偽物という見方ではなく、紅さんごという名前の岩石として楽しんでいただけると思います。

紅さんごは、マットな仕上がりで手触りの感触が良いです。色味は赤の濃淡や白、黄色のマーブルのものがありますよ。

冒頭にもお話しましたが、天然の穴の中には水晶のジオードのような部分もあり、これも面白いところです。

日本の石ブレスレット特典

日本の石のブレスレットには、桐箱と水晶さざれ（150g）をセットでお届けします。

手触りの感触も良く、やさしい色味もあり、なかなかの癒し系の石です。徳島県の「紅さんご」をぜひチェックしてみてくださいね！

本日の新着商品は8月15日にお届けした「新着先取りライブ」でもご紹介しています。動画でもチェックしてみてくださいね！