こんにちは。今日は、まるで氷のように透き通る美しさを持つ希少石──「アイスクォーツ」をご紹介します。
古代からの贈り物──アイスクォーツとは?
「アイスクォーツ」は、ロシア連邦・ウラル山脈の中でもチェリャビンスク州という極寒地で採掘される天然石です。
その見た目の美しさから「クォーツ(水晶)」と呼ばれていますが、宝石学上は「カルセドニー(玉髄)」に分類されます。

カルセドニーは白やグレー、青みがかった色が多い中で、このアイスクォーツはほぼ無色。
これは、不純物がきわめて少ない、純度の高いクォーツであることを示しています。
ウラル山脈という特別な産地
ウラル山脈は約3億年前、古期造山帯として誕生した世界最古級の山脈です。
ヒマラヤ山脈が形成されるはるか以前から、地球の歴史を見つめてきた存在でもあります。

ウラル山脈とヒマラヤ山脈の比較
特徴 | ウラル山脈 | ヒマラヤ山脈 |
---|---|---|
位置 | ロシア西部、ヨーロッパとアジアの境界 | インド亜大陸とチベット高原の境界 |
全長 | 約2500km | 約2400km |
幅 | 約200~300km | 約150~250km |
最高峰 | ナロードナヤ山(約1895m) | エベレスト(8848.86m) |
平均標高 | 約1000~1300m | 大ヒマラヤは6000m以上、小ヒマラヤは1000〜4600m |
地質 | 約3億年前の古期造山帯、非常に古い山脈 | 約4500万年前にプレート衝突で形成、現在も成長中 |
外観・地形 | なだらかで穏やかな山容、丘陵性が多い | 極めて険しく険峻で高い山々が連なる |
気候帯 | ツンドラ・針葉樹林・ステップが南北で変化 | 亜熱帯から氷雪帯まで多彩な高低差の気候帯 |
火山活動 | ほとんど火山なし | 一般的に火山は少ないが一部例外あり |
特にチェリャビンスク州は、冬には-20℃を下回る厳しい寒さと深い雪に覆われます。
この地での採掘は毎年6月〜8月の短期間に限られ、アイスクォーツは流通量が極めて少ない希少石です。
そのため「幻のクォーツ」と呼ばれることもあるんですね。

アイスクォーツの個性と魅力
アイスクォーツの最大の魅力は、その見た目です。
氷のような澄んだ透明感、ほんのりと乳白がかったミルキーな光沢。
冷たさの中に、どこかやさしさを感じさせる不思議な石です。
派手さはありませんが、手元を静かに引き立てる上品さがあり、
自然体で過ごしたい人にぴったりの石といえるでしょう。
今回ご紹介するアイスクォーツ
今回ご紹介するブレスレットは、信頼ある仕入元が現地から厳選した原石を用い、
その魅力を活かすよう丁寧に加工したものです。

ひと粒ひと粒の個性を活かしながら、ブレスレットとして美しく仕上げられています。
まとめ|静けさの中に宿る力
アイスクォーツは、外に主張するよりも、静かにそばにいてくれるような存在です。
その澄んだ姿の奥に、地球の悠久が宿っていることを思えば、手に取るたびに小さな感動が生まれます。

この静かな輝きを、あなたの手元でぜひ感じてみてください。
本日入荷したアイスクォーツブレスレット【全8本】
今回入荷したのは、粒サイズや表情の異なる8本のアイスクォーツブレスレットです。
透明感が高く、やさしいミルキーカラーが特徴的な粒を厳選しました。
サイズは8mmから12.5mmまでバリエーション豊富にご用意しております。

同じ「アイスクォーツ」といっても、それぞれに個性があります。
粒の大きさや透明感のニュアンス、並び方のバランスなど、1点ものならではの魅力をぜひ商品ページでご覧ください。
ご成約済みの商品もございますので、気になる方はお早めにチェックしてくださいね!
本日の新着商品は7月15日の新着先取りライブでご紹介しています。動画ではマクロレンズを使って拡大した様子もご覧いただけますよ。美しい天然石の世界をお楽しみください。
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