こんにちは、プレミアムストーンギャラリーです。
今日は「天赦日」と「一粒万倍日」、さらに「大安」が重なる、とても縁起の良い1日でした。天赦日は「天がすべての罪を赦す」とされる暦の上での最上の吉日。それが一粒万倍日・大安と重なる日は、年に数えるほどしかありません。いかがお過ごしでしたでしょうか?
この良き日に合わせて、当店では新着商品として「糸魚川翡翠の勾玉」をご用意しました。
日本の国石を、日本最古の装身具の形に磨いた——いわば「日本づくし」の一点物です。しかもすべて鑑別書付き。この記事では、翡翠が国石に選ばれた話、勾玉の形の謎、そして糸魚川という産地の特別さを、順にご紹介します。

日本の国石「翡翠」
「国花は桜(と菊)、国鳥はキジ。では、国石は?」——答えは翡翠(ひすい)です。
2016年9月、日本鉱物科学会が「日本の石(国石)」として翡翠を選定しました。最終選考では水晶と争っての選出だったと言われています。
ここで少しだけ鉱物の話を。「翡翠」と呼ばれる石には、実は2種類あります。
- ヒスイ輝石(硬玉) — 英名ジェダイト(Jadeite)
- ネフライト(軟玉) — 英名ネフライト(Nephrite)
見た目は似ていますが鉱物としては別物で、国石に選ばれたのはヒスイ輝石、つまりジェダイトのほうです。
ちなみに、お隣の中国にも「国石」があります。2003年、中国宝玉石協会が国石に選んだのは、古くから珍重されてきた「和田玉(ホータンぎょく)」。ところがこの和田玉、鉱物としては軟玉、つまりネフライトです。日本語では硬玉も軟玉もまとめて「翡翠」と呼びがちですが、日本の国石(硬玉・ジェダイト)とは別の鉱物——このあたり、私たちもいつも混乱するくらいややこしいのですが、覚えておくとちょっと自慢できる豆知識です。
そして日本のジェダイトの代表産地こそが、新潟県の糸魚川。国石選定の背景には、後ほどご紹介する糸魚川の翡翠文化があります。
「勾玉」とは?
勾玉は、古代日本で祭祀や装身具に用いられた、日本を代表する玉(ぎょく)の形です。天皇家に伝わる三種の神器のひとつ「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」も、その名の通り勾玉。剣・鏡と並んで神器に数えられるほど、日本人にとって特別な形なのです。

『古事記』には「曲玉」、『日本書紀』には「勾玉」と表記されており、名前は「曲がっている玉」に由来するという説が有力です。
ところで、あの独特の形は何を表しているのでしょうか。実は諸説あります。
- 動物の牙や骨を魔除けとして身につけた名残とする説
- 月の満ち欠けになぞらえ、生命力を象徴するという説
- 胎児の形を模したという説
どれが正解かは、今も分かっていません。分かっていないからこそ、身につけながらあれこれ想像する楽しみがあります。勾玉の歴史と当店の勾玉たちは、こちらの特集記事でも詳しくご紹介しています。
糸魚川の翡翠
新潟県糸魚川市は、日本の翡翠文化の中心であり、発祥の地です。その歴史はおよそ7000年前にさかのぼると言われ、縄文時代の遺跡からは糸魚川産翡翠の勾玉や大珠(たいしゅ)が出土しています。5〜6世紀には朝鮮半島にまで運ばれていたことも分かっており、糸魚川の翡翠は古代の「日本ブランド」だったわけです。数千年前の日本人が磨いていた石を、現代の私たちも磨いて身につけている——そう考えると、少し不思議な気持ちになります。
ただし、現在は主要な産地が天然記念物に指定されて採取が禁止されているため、本物の糸魚川翡翠が市場に出まわる量はごくわずかです。
産地による個性もあります。ミャンマー産や中国のものには鮮やかで美しい発色のものが多い一方、糸魚川産にはそこまで鮮やかな色のものは少なめ。しかも色の濃い糸魚川翡翠は、翡翠以外の鉱物が混ざっていることが多く、鑑別に出すと「ジェディタイト(ヒスイ輝石岩)」——つまり純粋な翡翠ではなく「翡翠を含んだ岩石」という結果になりがちです。以前の記事でも書きましたが、「糸魚川翡翠」として流通している石には、天然ジェダイトとして鑑別に通らないものが少なくないのです。
だからこそ当店では、糸魚川翡翠は鑑別書付きにこだわっています。今回の勾玉は、すべて1点ずつ鑑別検査を通った天然ジェダイトです。

新着商品のご案内
[鑑別付]新潟県産 糸魚川翡翠 勾玉 30mm(#UC125〜UC129)、5点のご案内です。

- サイズ:約30mm(重さ9.6g〜10.3g)
- 色:明るい緑。白翡翠と緑翡翠が混ざり合ったような、優しい色合いです
- 透け感:光にかざすとほんのり透けます
- すべて一点物・現物写真掲載・鑑別書付き
- 価格:41,000円〜44,000円
鑑別書の中身も少しご紹介しておきます。5点すべて、FTIR(赤外分光)検査で「天然ジェダイト」の結果。しかも樹脂含浸なし・充填処理なしです。翡翠は表面のへこみを樹脂で埋める処理(充填処理)が行われることもあり、その場合は鑑別書に「充填処理あり」と記載されます。今回の5点はそれが一切なし——天然の石を削って磨いただけ、ということです。ふわふわとした内包物や、わずかに含まれる他の鉱物も、自然のままの表情としてお楽しみください。

お値段について正直に申し上げると、鑑別書付きの糸魚川翡翠の勾玉は、このクラスなら10万円以上の値が付くことも珍しくありません。ライブでも「これは出物」「ちょっと破格にしすぎたかな」という一幕がありました。言ってしまったものは仕方ありません。
翡翠は古くから魔除け・お守りの石と言われています。効能の保証はしませんが(いつも通りです)、国石の翡翠を、糸魚川の石で、勾玉の形で、鑑別書付きで——という条件がそろう機会はなかなかありません。5点それぞれ表情が異なりますので、ぜひ現物写真を見比べてお選びください。
動画もご覧ください
今回の糸魚川翡翠の勾玉は、新着先取りライブでご紹介しています。動画では照明の下での色合いや質感もご覧いただけますよ。美しい天然石の世界をお楽しみください。







































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