こんにちは!今回は日本の石シリーズから、長野県の御嶽黒光真石をご紹介します。
御嶽山で採れる安山岩
御嶽黒光真石は、御嶽山(長野県木曽郡三岳村)で採石される安山岩です。
御嶽山は、東日本火山帯の西端に位置し富士山の次に標高が高く(標高3,067 m)、岐阜県下呂市・高山市と、長野県木曽郡木曽町・王滝村にまたがり、複輝石、安山岩、カンラン石などで構成される成層火山です。
御嶽山は山岳信仰の山であり、参道には数えきれないほどの霊神碑が所狭しと建立されています。これは、御嶽信仰では自然の石に霊神の名を刻印した霊神碑を建てる風習があるためで、霊神碑は、信者が霊山である御嶽山に眠れることの印であるとされています。
それらの碑には、御嶽黒光真石が使用されています。石肌や模様はふたつとして同じものはなく、それぞれの石が独特の表情をしています。御嶽黒光真石は、江戸時代から霊神碑に使用されていましたが、明治時代に入ると、御嶽山への登拝が自由になったため入山者が増え、霊神碑が数万基と建てられるようになりました。そして、ふもとの村で黒光真石を加工する石工が発達することとなります。明治期以降は、御嶽山以外にも全国で、御嶽黒光真石を使った石碑が建てられるようになりました。
御嶽黒光真石の活用事例
自然に溶け込みやすい石肌・形状をしており、建立した場所の自然にとてもよくなじみます。
主に石碑に使用されていますが、墓石に使用した場合は、外国産の同系色の石材と比べ、色合いがやさしいという定評があります。
石塔に御嶽黒光真石を使用し、外柵に外国産の石材を使用するなどの組み合わせが可能です。
火山岩のため、耐火性が高く、硬いことから、現在では御嶽黒光真石で造った焼肉プレートもつくられていますよ。
御嶽黒光真石のアクセサリーを販売しています
プレミアムストーンギャラリーでは、御嶽黒光真石の活用事例として、当店が得意とするアクセサリーを主に取り扱っています。
硬さもあり手触りもよい石です。ぜひ、オンラインショップをチェックしてみてくださいね!
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