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星空と宝箱の共演。ナイジェリア産「パイライト・オン・フローライト」|12月12日新着

こんにちは。プレミアムストーンギャラリーです。

街はすっかりクリスマスムードですね。イルミネーションの輝きが美しい季節ですが、本日はそんな煌めきにも負けない、自然が生み出した「奇跡のアート」をご紹介します。

12月12日、本日の新着商品は「ナイジェリア産 パイライト・オン・フローライト」の原石です。

フローライト(蛍石)といえば、その名の通り「光る石」として有名ですが、今回ご紹介するのはただのフローライトではありません。メタリックな輝きを放つ「パイライト(黄鉄鉱)」が、フローライトの上に共生している、非常に珍しく、そして見応えのある標本たちです。

全8点。どれ一つとして同じ景色を持たない、個性豊かなラインナップが揃いました。本日は、ライブ配信でも盛り上がったその魅力を、じっくりと文章でもお伝えしていきたいと思います。

鉱物が描く「静」と「動」のコントラスト

まず、この石の最大の魅力は、異なる二つの鉱物が織りなすコントラストにあります。

フローライト部分は、ナイジェリア産特有の優しく淡いグリーンや、深みのあるブルーグリーンを湛えています。そこに、無骨で力強いパイライトの結晶が鎮座する。 透明感のある「静」のフローライトと、金属光沢を放つ「動」のパイライト。この異質な素材の組み合わせが、なんとも言えない調和を生み出しているのです。

そして、忘れてはならないのが「蛍光」です。 UVライト(ブラックライト)を当てた瞬間、フローライト部分は鮮烈なブルーや青緑色に発光します。その様子はまるで、深海の中で発光生物に出会った時のような、あるいは宇宙空間に浮かぶ星雲のような、神秘的な光景です。

「愚者の黄金」が教えてくれる可能性

今回ご紹介するパイライトには、「フールズゴールド(愚者の黄金)」という別名があります。 かつてゴールドラッシュの時代、金と間違えて採掘されたことから「愚か者の金」などと呼ばれた歴史がある石です。

しかし、私はこの名前をとてもポジティブに捉えています。 タロットカードをご存知の方ならピンとくるかもしれませんが、「愚者(THE FOOL)」は「0番」のカード。それは「無知」ではなく、「何者にも縛られない自由」や「無限の可能性」を意味します。まだ何者でもないからこそ、何にでもなれる。そんな「始まりのエネルギー」を秘めた石とも言えるのです。

キラキラと輝くこのパイライトを見ていると、常識に囚われずに新しい一歩を踏み出す勇気をくれるような、そんな力強さを感じずにはいられません。

個性が爆発!本日のラインナップ紹介

それでは、本日登場する8つの「世界」を、いくつかのタイプに分けてご紹介しましょう。ライブ配信で飛び出したユニークな愛称とともにお楽しみください。

1. 食欲をそそる!?「トッピング系」の美学

まずは、パイライトの乗り具合(トッピング)が絶妙なこちらの3点。

RM050:山椒たっぷり「マシマシ」の絶景

これぞ「パイライト・オン・フローライト」の真骨頂。フローライトの上に、これでもかと言うほどパイライトが乗っています。その姿はまるで、美味しい唐揚げに山椒をたっぷりとかけたような、あるいはスパイスを効かせすぎた料理のような…(笑)。 しかし、ライトを当てた時の実力は本物。深海のような深いブルーの蛍光と、表面のキラキラ感のギャップにやられます。「マシマシ」がお好きな方にはたまらない一品です。

RM047:親心あふれる「過保護」なパイライト

こちらは199.5gと重量感のある個体。「フローライトが見えない!」と思わず突っ込みたくなるほど、巨大なパイライトが覆い被さっています。 しかし、その隙間から覗くフローライトの健気さと、パイライトの圧倒的な迫力は圧巻。「親心で子供を守りすぎちゃった」ような、愛らしさと力強さが同居しています。

RM048:安心感のある「適度な胡椒」バランス

「マシマシ」もいいけれど、やっぱりバランスが大事。そんな方にはこちら。明るいグリーンのフローライトの上に、パラパラと適量のパイライトが散りばめられています。 まるで高級レストランで仕上げに振られた黒胡椒のように、上品で美しい佇まい。結晶の形も綺麗に残っており、フローライト本来の美しさをしっかりと楽しみたい方におすすめの、安心感ある一品です。

2. 想像力を掻き立てる「風景・造形」の美

続いては、その形から物語が広がるような3点です。

RM053:海を行く「空母」のようなシルエット

横に長く、平らな形状が特徴的なこちら。その堂々たる姿は、大海原を行く航空母艦のようです。 平らな面が多い分、UVライトを当てた時の蛍光が面で広がり、非常に美しい青を見せてくれます。パイライトの配置も絶妙で、デスクの上に飾っておくのに最適な形状です。

RM049:安定感抜群の「お皿」スタイル

こちらも平らな形状ですが、より「お皿」に近い安定感があります。粒胡椒のような小粒のパイライトが可愛らしく、母岩もしっかりしているため、ペーパーウェイトのように使ってもおしゃれかもしれません。 裏からの透過光は難しいですが、表面の蛍光反応は素晴らしく、手元でじっくり愛でたくなるサイズ感です。

RM054:冒険心をくすぐる「探検家の洞窟」

今回の中で最も高額(67,500円)かつ、最大サイズ(130mm幅)のアイテム。これはもう、一つの「ジオラマ」です。 入り組んだ結晶の隙間、母岩の重厚感、そして輝くパイライト。ミクロの探検家になってこの石の中に入り込み、洞窟探検をしたくなるような…そんな男心(もちろん女心も!)をくすぐる構造をしています。じっくり時間をかけて眺めたい、マスターピースです。

3. 夢とロマンが詰まった「宝箱と星空」

最後は、特にロマンチックな輝きを放つ2点をご紹介します。

RM051:溢れ出す「金銀財宝の宝箱」

ご覧ください、このゴージャス感。「宝の山」という言葉がこれほど似合う石があるでしょうか。 ベースとなるフローライトの透明感も高く、そこに乗るパイライトの金色が、まるで海賊が隠した宝箱から溢れ出したコインのように見えます。透け感も楽しめるので、光にかざして、その豊かさを存分に味わってください。置いているだけで運気が上がりそうな、エネルギーに満ちた一品です。

RM052:ルーペで覗く「満点の星空」

最後にご紹介するのは、ぜひ「20倍ルーペ」のご用意を推奨したいこちら。 一見すると渋い原石ですが、UVライトを当てながら拡大して見てみてください。青く光るフローライトの夜空に、パイライトの結晶が星々のように瞬いています。 まさに、掌の上にあるプラネタリウム。「愚者の黄金」なんて呼ばせない、宇宙の神秘を感じさせる美しさがそこにあります。

お気に入りの「世界」は見つかりましたか?

いかがでしたでしょうか。 たった一つの原石の中に、これほどの物語と景色が広がっている。それが鉱物趣味の醍醐味であり、沼の深いところでもあります。

「胡椒少なめ」がお好きな方も、「マシマシ」がお好きな方も、あるいは「宝箱」を探している方も。 今回のナイジェリア産パイライト・オン・フローライトは、全て一点ものです。

写真だけでは伝えきれないこの立体感と輝き。ぜひ、お手元にお迎えして、色々な角度から、色々な光の下で楽しんでいただければと思います。

夜、部屋の明かりを消してUVライトを当てれば、そこにはあなただけの幻想的な青い世界が浮かび上がります。

12月12日の新着商品、ぜひオンラインショップで詳細をチェックしてください。 素敵な出会いがありますように。

動画もごらんください

本日の新着商品は10月7日の新着先取りライブでご紹介しています。

動画ではマクロレンズを使って拡大した様子、UVライトの反応の様子もつぶさにご覧いただけますよ。

美しい天然石の世界をお楽しみください。

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