もう秋のはずなのに、なんだか暑いですね。
少し外を歩くと汗をかいてしまいました。
どうしてこんなに暑いのかなぁ、、、。
もしかしたら、今日の新着のせいかもしれません。
今日ご紹介するのは、タンザニア産のオリゴクレースサンストーンです。
青みのあるオリゴクレースと、オレンジ色のキラキラが入ったサンストーン。
2種類の粒を組み合わせた、デザイン性のあるブレスレットですよ。

オリゴクレースとサンストーンを、ひとつに
オリゴクレースだけのブレスレットも、サンストーンだけのブレスレットも、よくあります。
このブレスレットは、その2つが一緒になっています。
青みのあるオリゴクレースの粒と、オレンジ色のキラキラが入ったサンストーンの粒。
並べてみると、デザインしたような雰囲気になるんですよ。
この組み合わせに、特別な理由があったわけではありません。
ただ、アッツアッツのサンストーンに、一服の清涼剤が含まれたような印象ですよね。
このサンストーンは、そこまでギラッギラではないので、オリゴクレースと相まって、秋らしい印象かもしれません。

オリゴクレースとは
オリゴクレースは、長石(フェルドスパー)の仲間です。
日本語では、灰曹長石(かいそうちょうせき)と呼ばれます。
名前が長くて、覚えにくいですよね。
同じ仲間に、アンデシン、ラブラドライト、ムーンストーン、アマゾナイトがあります。
オリゴクレースは、カルシウムとナトリウムが主な成分で、ナトリウムのほうが多い長石です。
サンストーンとは
そのオリゴクレースに、オレンジ色のキラキラが出たものが、サンストーンです。
当店では、キラキラのない粒とある粒を組み合わせたブレスレットを、オリゴクレースサンストーンと呼んでいます。
サンストーンは、鉱物ひとつの名前ではありません。
輝きを持った長石につく呼び名です。
長石の種類は、ひとつに決まっていないんですよ。
GIA(米国宝石学会)の2025年の総説では、赤鉄鉱を含むサンストーンを、2つのグループに分けています。
ひとつはオーソクレース系。もうひとつは、オリゴクレースやアルバイトなどの斜長石系です。
ここまで、少しややこしかったですね。
もう少しだけ、お付き合いください。

オレンジ色のキラキラの正体
この輝きは、石の内側に入った、薄い板状の結晶が光を反射して生まれます。
宝石学では、アベンチュレッセンスと呼ばれる現象です。
ラメのような粒が、石の中に入っていると思っていただければ近いです。

タンザニアのサンストーンでは、この板が赤鉄鉱(ヘマタイト)と確認されている報告があります。
赤鉄鉱というと、黒っぽい金属光沢を思い浮かべる方が多いと思います。
ところが、とても薄い板になると、オレンジから深い赤に透けて見えるそうです。
不思議ですよね。
GIAの2025年の総説にも、厚みによって色が変わると書かれています。
ちなみに、アメリカのオレゴンサンストーンは、赤鉄鉱ではなく自然銅の板が輝きの元です。
同じサンストーンでも、輝きの仕組みは石によって違います。
なお、当店のこの石の内包物を分析したわけではありません。
その点は、ご了承ください。

アルーシャサンストーンとは?
この石を見ていて、似たタイプの石に別の名前があったことを思い出しました。
「アルーシャサンストーン」という名前です。
アルーシャは、タンザニア北部の都市の名前です。
この名前で売られている石を、見かけます。
当店のオリゴクレースサンストーンとよく似たタイプです。
名前が違うと、別の石なのか気になりますよね。
ただ、この名前が鉱物のどの種類を指すのか。
どこまでの産地を含むのか。
当店では、その根拠になる資料を確認できていません。
ですから、同じ石だと言い切ることも、違う石だと言い切ることもしません。
気になる方は、販売元に鑑別書の鉱物名を確かめるのが確実だと思います。
タンザニアのサンストーンは、GIAも報告しています
確認できたことを、書いておきますね。
気になるのは、タンザニアのサンストーンが実際にどんな石なのか、ですよね。
GIAの『Gems & Gemology』2002年夏号(176〜177ページ)に、タンザニアの新しいサンストーン産地の報告があります。
場所は、アルーシャの北西です。
ケニアとの国境に近い、エンガレ・ナイボル(Engare Naibor)村の周辺とされています。

調べられたのは、7.88カラットの石です。
特徴を、順にご覧ください。
淡い灰緑色で、肉眼でも見えるオレンジ色の薄片が、たくさん入っていました。
薄片は、ラマン分光分析で赤鉄鉱と同定されています。
屈折率と比重は、オリゴクレースと矛盾しない値でした。
さらに、2025年の総説の図22には、タンザニア産とされるオリゴクレースサンストーンの原石が載っています。
42.50カラットの石です。
ご興味のある方は、GIAの原典もご覧ください。
ここで、ひとつ注意したい点があります。
同じ総説には、タンザニア産のオーソクレース系のサンストーンも載っています。
ですから、タンザニア産のサンストーンがすべてオリゴクレースだとは言えません。
どちらも研究された標本の話で、当店の石を分析した結果ではありません。
サンストーンの意味・効果は?
サンストーンは、活力や自信を象徴する石と言われていますね。
名前のとおり、太陽の石です。
別名は、ヘリオライト。古い呼び名で、「ヘリオ」は太陽を意味するギリシャ語に由来します。
古くから、生命力や行動力の源として親しまれてきた石です。
オレンジ色のキラキラを眺めていると、たしかに元気が出てきそうですよね。
そのサンストーンに、青いオリゴクレースが寄り添うと、どうなるか。
太陽の力強さに、ほどよい涼しさが加わります。
元気をもらいたいけれど、張り切りすぎるのは疲れる。
そんな気分の日に、合いそうです。

もちろん、意味や効果は、感じられることを保証するものではありません。
当店では、効果をお約束することはしません。
この石の魅力は、優しい色合いと、オレンジ色のキラキラです。
意味より、見た目で選んでいいと思うんですよ。
新入荷のオリゴクレース・サンストーン
新入荷のオリゴクレースサンストーンは、ブレスレットが全部で6本あります。

キラキラの強さや透明度は、控えめですので、
最高級のサンストーンと比べると、内包物の量も少なめですね。

その分、長石らしい、優しい癒し系の雰囲気があります。
水晶とは違う、少し柔らかい感じなんですよ。
価格もお手ごろです。
オリゴクレースのモース硬度は6〜6.5ほどです。
長石の仲間には、決まった方向に割れやすい性質(劈開)があります。
強くぶつけたり、落としたりしないようにご注意ください。
動画もご覧ください
この石は、新着先取りライブでも、手に取ってご紹介しています。
マクロレンズで、キラキラの様子をご覧ください。
それにしても、今日も暑いですね。
もちろん、この暑さは石のせいではありません。ごめんなさい。



































