
こんにちは、premium stone galleryです。
本日10月28日の新着は、アルタイ隕石のペンダントトップです。
入荷したのは4点。価格はいずれも14,200円です。
表面に走る、直線が交差した模様をご覧ください。
これは人が描いたものではありません。宇宙から降ってきた鉄の塊の中で、気の遠くなるような時間をかけて育った模様です。
28トンの塊が見つかった、中国の鉄隕石
アルタイ隕石(Aletai Meteorite)は、中国の新疆ウイグル自治区で見つかった鉄隕石です。ロシアやモンゴルとの国境に近い、中国のずっと北のほうです。

主成分は鉄とニッケル。隕石の名前は、落ちた場所の地名から取ることが多く、この隕石もアルタイ地区の名前から来ているんですね。
最初に見つかったのは1898年。いちばん大きな塊は約28トンありました。
その後も、あちこちで大きな塊が見つかっています。これまでに見つかった量は、合わせて74トン以上です。
さすがに28トンのペンダントトップは作れませんので、ご安心ください。今回の品は、枠やガラスも含めて1点6.3〜7.1gです。
約430kmに散らばった、ひとつの隕石
発見された場所は、何か所にも分かれています。その範囲は、端から端まで約430kmです。
これだけ離れていれば、別々の隕石だと思いますよね。
ところが調べてみると、元はひとつの隕石だったんですよ。
隕石の破片が散らばる範囲は、ふつうは数kmから十数kmほど。約430kmというのは、知られているなかで最も長い記録です。
なぜ、こんなに広く散らばったのか。2022年に学術誌『Science Advances』に発表された研究が、ひとつの仮説を出しています。
数値シミュレーションによると、約6.5〜7.3度という、とても浅い角度で大気に入ってきた可能性がある、というものです。
水面に石を低く投げると、ポンポンポンと跳ねて遠くまで飛んでいきますよね。あの水切りのような軌道で、広い範囲に散らばったのではないか。そう推定されています。

約45億6600万年前に、金属が分かれた
もうひとつ、2023年に学術誌『Geochimica et Cosmochimica Acta』に発表された研究があります。
アルタイ隕石のもとになった天体の中で、金属が岩石の成分から分かれた時期を推定したものです。
結果は、太陽系で最も古い固体物質ができてから、約120万年後(±80万年)。今からおよそ45億6600万年前にあたります。
地球より古い時代の金属が、いま手のひらの上にある。そう考えると不思議ですよね。
ただし、これは金属が分かれた時期です。表面の模様ができた時期ではありません。
交差する線の正体は、ウィドマンシュテッテン構造
ご覧の模様は、ウィドマンシュテッテン構造(Widmanstätten pattern)と呼ばれます。地球の上では、自然にはまずできない模様です。
高温のあいだ、鉄とニッケルはぐるぐると混ざり合っています。
そこから、非常にゆっくりと冷えていきます。
冷えていくうちに、ニッケルの多い「テーナイト」と、ニッケルの少ない「カマサイト」に分かれます。それが、交差する線の正体です。

天然の模様なので、まったく同じ模様の品はまずありません。同じ模様の品が並んでいたら、印刷や型取りの可能性もあるので、気をつけてください。
線が太い、ギラギラしない銀色
今回の4点は、カマサイトとテーナイトの線が太めです。細かい模様も良いですけど、線の太いものもカッコいいですね。

色は、ギラギラしたシルバーではありません。落ち着いた色味です。
表面にはガラスが貼ってあり、裏は金属の枠で閉じてあります。
大きさは4点ともほぼ同じ、約40〜42×18mm、厚みは約2.1〜2.5mmです。
4点とも、私がいいなと思ったものだけを選んでいます。写真を見て、かっこいいと思った一点を選んでくださいね。
動画もご覧ください
YouTubeライブでは、マクロレンズを使用し、拡大してご覧いただいています。詳細をぜひご確認ください。



































