こんにちは、本日ご紹介するのはこちらの石です。

市場では「花火スーパーセブン」と呼ばれている石なのですが、実際にはどんな石なんでしょうね。スーパーセブンなのかどうかも含めてちょっと見てみましょう。
「花火」も「スーパーセブン」も正式な「宝石名」ではない
じつは「スーパーセブン」という名前は正式な宝石名にはなりません。
鑑別書に書かれない名前なんですね。
このような名前を「コマーシャルネーム」と読んだりしますけれども、要するに「商品名」です。
流通する際に、多くの人々がイメージしやすい、わかりやすい名前で流通することがよくあります。
「スーパーセブン」は、水晶、アメジスト、スモーキークォーツの3種のクォーツが混ざりあった結晶の中に、ゲーサイト、レピドクロサイト、カコクセナイト、ルチルをすべて含んだ原石につけられた商品名です。
そうすると「花火」も鑑別書に書かれる名前ではないということですね。
では、この石の正式名は何なのか?ということで、まずは鑑別を取ってみました。
花火スーパーセブンの鑑別結果
実際にこの品を鑑別したところ、次の鑑別結果が出ました。

鉱物名が「天然クォーツ」で、宝石名は「針状結晶入りクォーツ」となりました。
備考欄には「インクルージョンはゲーサイト、レピドクロサイト、ヘマタイト等と認む」とありますので、内包する針状の結晶の中でこの3つは特定できたということになります。
スーパーセブンを構成する7つの鉱物のうち、「水晶」「ゲーサイト」「レピドクロサイト」は揃った感じですね。そして、スーパーセブンにはない「ヘマタイト」があるとのことです。
名称は「ゲーサイト/レピドクロサイト/ヘマタイト・イン・クォーツ」に決定!
以上の鑑別結果から「針状結晶入りクォーツ」が正式な宝石名となることがわかりました。
じゃぁ、ここから当店で販売する際の名称をどうするか?というところなのですけれども・・・
通常「針状結晶入りクォーツ」は、鑑別機関によっては「サゲニティッククォーツ」とも書かれます。
「サゲニティック」は、針状結晶のことで、鉱物を特定できない場合に使用される名前です。
今回は、3種の鉱物が特定できましたので、これらをちゃんと明記したいですね。
ということで、今回の商品名は「ゲーサイト/レピドクロサイト/ヘマタイト・イン・クォーツ」とすることにしますね。
長くてごめんなさい・・・

「花火」と呼ばれるゆえんとは
花火スーパーセブンは、流通量が少ないクォーツで、私も数本しか見たことがないのですけれども、どんな様子から「花火」と呼ばれるようになったのかを知りたいですね。
調べてみるとこのような記述をみつけました。
花火スーパーセブンは、スーパーセブンの中でも内包物が放射状にきらめき、打ち上げ花火のような見た目になるタイプにつけられた流通名です。
ベースはスーパーセブン系のクォーツで、レピドクロサイトやヘマタイトなどの内包物を含む水晶です。
特に黒や赤のレピドクロサイトと針状ヘマタイトが放射状に入り、花火が弾けるような輝きに見えるものを「花火(ファイヤーワークス)スーパーセブン」と呼びます。
今回のブレスレットをよく見てみると、内包物が放射状ではないのですが、ビーズを回してみるとキラキラパチパチする感じの輝きが現れました。
確かに花火と呼びたくなるのも納得です!

花火の様子を動画でチェック
花火のようなパチパチ感は、写真では捉えにくいので、ぜひ動画でチェックしてみてください。
新着先取りライブでは、マクロレンズを用いて拡大した映像でご覧いただくことができますよ。
今回の「ゲーサイト/レピドクロサイト/ヘマタイト・イン・クォーツ」は、3月17日に開催したライブでご紹介しています。
ショート動画も撮ってみました。キラキラパチパチの感じが見えますかね・・
本日の入荷商品は1本のみ
花火スーパーセブン(ゲーサイト/レピドクロサイト/ヘマタイト・イン・クォーツ)は、1本のみの入荷です。
珠サイズ11mm、手首周り17cmで、お値段は 58万3千円でのご案内です。
今回作成した鑑別書も添えてお届けいたします。

スーパーセブンの中でも人気の希少種「花火スーパーセブン」をこの機会に手にしていただけましたら幸いです。



































