透き通るような青の中に、赤茶色のつぶつぶが散っている。
そんな見た目から始まったのが、今回のカイヤナイトです。
カイヤナイト(藍晶石)は、アルミニウムの珪酸塩鉱物。ブルーの発色は、微量に含まれる鉄とチタンによるものです。硬度は結晶の向きによって変わるという珍しい性質を持っていて、長軸方向では4〜5程度、直交する方向では6〜7になります。
透明感のある青がとても美しく、石としての魅力はそのままでも十分なのですが、今回はこの赤茶色のつぶつぶの正体が気になりました。

赤茶色の正体は、ルチルでした
鑑別に出してみたところ、この赤茶色の正体はルチルだと分かりました。
ルチルというと、水晶の中に金色の針が入っている「ルチルクォーツ」のイメージが強いかもしれません。今回のルチルは、あの針状の姿とはまったく違います。おそらく針が細かく砕けたような状態で、粒状に散らばっています。
鑑別書には、天然カイヤナイトであること、透明感を高める含浸処理などは施されていないこと、一部にシャトヤンシ(キャッツアイ効果)が見られることも記されていました。この赤茶色の内包物がルチルだと特定できたことで、「ルチルインカイヤナイト」としてご紹介できる一本になりました。

今回の入荷

7.5mmから11.5mm玉まで、サイズ違いで8本ご用意しています。
玉が大きくなるほど、内包物の入り方や透明度の違いがよく見えます。
中には、宝石として扱われてもおかしくないほど透明度の高い個体もあります。
けれども、内包物があると、宝石質としてあつかえない場合もありますよね、
今回のカイヤナイトの場合、ルチルが入っていることで、宝石としては使用せず、ビーズとしての流通になったのでしょう。
うち1本(9.5mm)は鑑別書付きです。
動画でご覧ください
今回のライブでは、赤茶色の正体を鑑別で確かめていく様子を実際にご紹介しています。
ルチルインカイヤナイトの紹介はじまり(1:16:14)




































コメントを残す